前途多難な初MC ページ23
「はぁ！？俺が？！」
俺の素っ頓狂な声がメイク室に響き渡った。隣にいるナムジュニヒョンにうるさいと怒られ、つい勢いで立ってしまった椅子に静かに座りなおす。
…いや、でも待ってくれ。どういう事だ。
「そ、そんなの聞いてない！！いや、聞いたかもしれないけど覚えてない！！！」
「…まあ覚えてないかもしれないな。だって伝えた日、お前が高熱で倒れた日だったから。」
そう言って少しため息を吐くマネヒョン。
うぐ…これはやばい。あの失態がこんな重要な話に響いてしまってたなんて。あの日の記憶なんてほぼ皆無に等しい。
「やったじゃん！Aー！今日のスペシャルMCやるなんて俺も鼻が高いぞー！」
そう言って呆然としてる俺にテヒョニヒョンが肩を組んでくる。やったじゃんとか言ってらんないわ。
「僕は心配だなぁ。だって司会ってもう1人女の子いるでしょ？その子がAに惚れちゃうかも。」
そう言って俺のもう片方の肩を組んでくるジミニヒョン。いや、なんの心配してんだあんたは。
「…と、とにかく、俺…その、心の準備が…。」
「そのもう1人の相手、誰なんですか？」
俺の言葉を遮ってジョングクがマネヒョンに聞いた…って、おいこら！俺が喋ってたのに！！！
「…なんだったかな、最近流行りの5人組のヨジャグループの…ソユン…だったかな？」
「…ソユン…」
そう呟いてジョングクは黙る。
テヒョニヒョンが言うには去年彼女にしたいアイドルランキングで2位だったらしい。
え、逆に1位は誰だったの…。気になるんだけど。
「A、何かあったらちゃんと僕に言うんだよ！すぐ飛んでいくからね！絶対助けるから！！」
「ジミニヒョン…。」
心配そうに俺をぎゅっと抱きしめるジミニヒョン。
なんだ？俺はこれから戦地にでも向かわされるのか？死ぬのか？俺は。
「まあ、そう言う事だ。今からそのリハーサル兼打ち合わせがある。行くぞ、A。」
「はぁ！？今から！？」
ああ、だから俺だけ今日雑誌の写真撮影早かったのか…なんて、どうでもいい事を考えて現実逃避し始めた俺の手を誰かが引っ張った。
「グク…。」
「A、隙を見せるなよ。」
「…あ…うん。気をつける。」
さっきまでずっとだんまりだったジョングクがいきなり真剣な表情で言うもんだから俺は思わず何も考えずに返事をしてしまった。
マネヒョンに連れられて歩いてる途中、先程のグクの言葉の意味をもう一度考える
え？やっぱり俺今から戦地に行くの？
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sasa(プロフ) - ふまけん*たわーさん» コメントありがとうございます！変態な部分は私の性癖といいますか…はい、すみません、たまに暴走しちゃいます。いい塩梅でいけるようこれからも頑張ります！笑 (2018年3月9日 23時) (
レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
ふまけん*たわー(プロフ) - この変態ぶりがたまらないです笑 ギャグとシリアスが織り交ざってて面白いです！！ (2018年3月8日 21時) (レス) id: 3ff23f2807 (このIDを非表示/違反報告)
sasa(プロフ) - みんゆんさん» うああ、コメントありがとうございます。戦力外ナムの可愛さ伝わって嬉しいです笑笑 (2018年3月5日 21時) (レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
みんゆん(プロフ) - 戦力外ナム可愛すぎでした笑 (2018年3月5日 17時) (レス) id: 12ed10ffb4 (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - sasaさん» あ、もう間違いなく最後まで待ち続けます笑笑 応援してます。 (2018年2月20日 17時) (レス) id: 5f35cc03ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sasa | 作成日時：2018年2月7日 13時
