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ずしり、と運転席へと腰を下ろす。
「うっ、食べすぎた」
そう、女の子アピールなんて気にする余裕がなかった。それくらいご飯たちがキラキラと輝いていたのだ。私は悪くない、悪くないぞ。
ご飯たちが悪いのだ。
「おい、頼むから吐くなよ」
「当たり前でしょ！！せっかく食べたご飯たちを捨て吐くなど！！」
「お前のその変な執心は一体なんだ…」
一房だけ前髪にかかっていた髪の毛を払ってくれる。
「お？」
「なんだ？」
「いや…女の子アピールなんて忘れて一心不乱にご飯食べてたのに好感度はそんなに下がっていないんだな、と」
「…そんな事考えていたのか。そもそも好感度すら存在してないんだから関係ないだろ」
「えーーっ！！酷い！！」
口ではそんなこと言いつつも楽しそうに笑っている降谷。
なんだか分からない。よく好きな人の気持ちが分からないだとか聞くがこういう事か。
難しい。
疑念を残しながらも車を走らせること約1時間。漸く目的地に到着した。山が連なるこの地の空気はとても美味しい。
満腹の苦しさが一気に飛んでいった。
「随分と山奥に入ったな」
「うん、こっちの方が色々とやりやすいし」
「何が、とは聞かない方がいいか」
「うん」
ザクザクと木の葉の音を鳴らしながら玄関までたどり着いた。インターフォンを鳴らす前にガラッと扉が開く。
「おや、紅さん。遠いところからわざわざありがとうございます」
「旭さん。こちらこそ突然すいません」
「あぁ、貴方はあの時の。すいませんねぇ、用事ができてすぐ帰らないといけなくて」
ちらりと後ろを見た旭さんに釣られ私達もそちらに視線をずらす。
すると降谷がいる場所へ何かが飛んできた。
「俺の敷地に足を踏み入れるとはいい趣味してんな、愚民…アンタ何者だ」
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はづき(プロフ) - 茉莉（まつり）さん» 「本当にありがとう」という最上級の感謝の意味が込められています。分かりづらく申し訳ないです！これからもよろしくお願いします！ (2018年4月28日 19時) (
レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉（まつり） - あの英語ってどういう意味なんですか？面白いです！更新楽しみにしていますね！！ (2018年4月28日 19時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
はづき(プロフ) - アオさん» コメントありがとうございます！拙い文章ばかりになってしまうかもしれませんが、お付き合いして頂くと嬉しいです！頑張ります (2018年4月27日 22時) (レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続編おめでとうございます。続き楽しみに待ってます。 (2018年4月27日 22時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はづき | 作成日時：2018年4月27日 19時
