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貴女side





杯戸町タワービル爆発事件

これはただの一人の男によって引き起こされた無差別爆破事件として処理された。その事件のあと、"閻魔"という言葉は段々と忘れ去られていったのであった









「実につまらない事件だった」
「つばささん、僕怒ってるんだけど」






かすり傷で済んだというのにコナン君は私のあの行為に対してご立腹の様子。先程から似たような事でグチグチと怒られているのだが、理不尽だと叫びたい、腹の底から。

あれから事後処理に終われ1週間弱が経過。それまでコナン君と顔を合わせることはなかったのでそれも加算され、さらに怒りを増幅させてしまったらしい。

やっぱり、理不尽だ。
心の中でも異論を訴え続ける。口には出すつもりは無い、何故ならそんな事をしてもこの少年は怒りを鎮めたりしないのがもう目に見えているからだ。

横目で少年の姿を捉えながら携帯を操作する。






「あ、つばささん。ついに安室さんに告白したんだってね」
「ゴフッ、少年!?それをどこで…」
「赤井さん!」
「赤井秀一ィィィィィィ!!!!!!」






なんて叫んでもいないのだけれど。
どうして彼があの時の会話の内容を知れたかは明確。多分盗聴器を仕掛けられていた。以前博士から貰った盗聴器がなかったのでくすねたのだろう。



歩きながら会話をしていた私たちはそのまま毛利探偵事務所の下にあるポアロへと足を踏み入れる事にした。時刻はお昼時という事もあって店内は人でごった返している。だが運良く席が空いたのでそこに腰を下ろした。

隣のテーブル席に座っていたJKにチラチラと見られる。




「いらっしゃい、コナン君とつばさちゃん!ご注文は…」
「あ、ハムサンド2つとアイスコーヒーとインスタントコーヒー…」






コナン君の分を含めそう言った時だった。
どの言葉で反応を示したのかは分からないが先程のJKが「やっぱり!」と私に指を指しながら大声を出し、立ち上がる。

ザワザワとしだす店内。
何事かとこちらを見る周りの人々。かくいう私も状況が飲み込めずポカンとした表情を見せる。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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はづき(プロフ) - 茉莉(まつり)さん» 「本当にありがとう」という最上級の感謝の意味が込められています。分かりづらく申し訳ないです!これからもよろしくお願いします! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - あの英語ってどういう意味なんですか?面白いです!更新楽しみにしていますね!! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
はづき(プロフ) - アオさん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりになってしまうかもしれませんが、お付き合いして頂くと嬉しいです!頑張ります (2018年4月27日 22時) (レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続編おめでとうございます。続き楽しみに待ってます。 (2018年4月27日 22時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はづき | 作成日時:2018年4月27日 19時

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