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突然、後からそんな言葉が聞こえ振り返る。
するとそこにワイングラスを持ったドレス姿のつばささんがいた。
「え!?つばささん、どうしてここに…今日はFBあ…むぐっ」
「しっーー!!コナン君声大きいよ…
それはこっちのセリフだよ。どうしてここに」
「園子さんに招待されて来たんですよ…ねぇコナン君?」
あとそれとFB…なんですか??と一言付け加えて会話に割り込んできた安室さん。
また「ゲ」と小さく声を漏らし、つばささんはス、と立ち上がった。
「私も招待されて来ただけ…安室さんに関係ないでしょ?」
「へぇ…そんな冷たい事おっしゃるんですね…僕悲しいです」
「あら、カフェの店員の癖にお客にお冷しか出さなかった人がいうセリフかしら??」
バチバチっと二人の間に火花が散っている。
あれ、この人安室さんのこと好きなんじゃなかったのか。
案外相性悪いなこの2人と、傍観者を決め込んでいると蘭たちがこちらに気づいたようで近づいてきた。それのせいか2人は言い争いをやめた。
「つばささん!ドレス凄い素敵ですね!」
「くっ、美人はシンプルな物でも美しいですね…!」
「アハハ…二人ともドレス似合ってるネ…」
言われてみれば、とつばささんを見上げる。
いつも赤色を身につけてるつばささんだが今日は大人しめの緑の模様がほとんど入っていない至極シンプルなドレス。
やはり、なにかの任務なのか目立たないようにしようとして選んだのだろう。
…まぁ、全然目立ってるけどな
「つばささん、見た目はいいもんね!」
「コナン君?それどういう意味かな??」
「コナン君もたまにはいいこと言いますね」
「安室さん??殴るよ??」
全く、と呆れたような表情を魅せ、人混みに紛れるようにその中に消えていく。やはりなにかの捜査だろうか。
さっきから誰とも挨拶をしていないところを見ると誰かを監視しているようにもとれる。
うーん、とその場で考え込んでいるとつばささんに話しかける男の人がいた。
「すいません、お手洗いは?」
「外ですけど」
「あぁ、ありがとうございます…」
その言葉と同時に、どこかで爆発音がした。
グラグラと揺れた会場。当然、会場内はパニックになる。どうやらこのビルの屋上付近で爆発があったらしい。階段へと避難を促す主催者らから見つからないようにテーブルの下に隠れる。
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はづき(プロフ) - 茉莉(まつり)さん» 「本当にありがとう」という最上級の感謝の意味が込められています。分かりづらく申し訳ないです!これからもよろしくお願いします! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - あの英語ってどういう意味なんですか?面白いです!更新楽しみにしていますね!! (2018年4月28日 19時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
はづき(プロフ) - アオさん» コメントありがとうございます!拙い文章ばかりになってしまうかもしれませんが、お付き合いして頂くと嬉しいです!頑張ります (2018年4月27日 22時) (レス) id: 99fb8399f0 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続編おめでとうございます。続き楽しみに待ってます。 (2018年4月27日 22時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はづき | 作成日時:2018年4月27日 19時