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「はい、カット〜
これにてクランクイン!お疲れ様〜」








監督のその言葉の後にそれぞれが挨拶を交わす。




「ゆう君!今夜祝いに…どう?」
「すいません、今夜は先約が」
「そうなの?残念だわ……また今度ね!」





愛想笑いを浮かべ楽屋に入る。






「あ〜美人さんからのお誘いを断るなんて勿体無いよぉぉ
くそ、本当恨むぜ先輩」






ずるっと黒髪のカツラをとり化粧を落とす。ADを装い足早にその場をあとにする



事務所に事情を話し男装、「ゆう」として仕事をすることになった。
周りはもちろん私の事を男だと思っている。
事務所の社長だけが知ってることだ


くせっ毛の地毛を靡かせながらバイクを走らせる。







「来たか」
「もう、何の用!?」
「仕事だ」
「っ!……了解です」





私の愛刀である紅桜を渡される
すると珍しく任務内容を口頭で述べてきた





「なんだその顔は」
「いやぁ……いつもみたいに推理じゃないんだなって思っただけです」
「急ぎなんだよ、頼む」
「……心得ておりますよ」








カチッと躙口を鳴らし不敵に微笑んだ









美術館で展示されていた妖刀と謳われていた村雨が盗まれたのだ
犯人に目星はなし……ってまじか



バリバリとポッキーを短くしながら街を見渡す

どうせ事件が起きるなら米花町だろうと踏んでいる。
宛もなくフラフラ。もちろん素顔で


その時、ちょうど一つのポスターに目が止まる







「色は匂へど散りぬるを……」

「違うよ、お姉さん」
「えっ?」







突然声をかけられ後ろを振り返るが誰もいない。
だが視界の下に何かが映りそちらを見れば大きなメガネをかけた少年がこちらを見上げていた







「確かに色は匂へど散りぬるをって書いてあるけど読み方は『いろはにほへとちりぬるを』だよ!」

「…………へぇ、そうなんだね」
「うん!」
「でもよく知ってるね?君まだ6、7歳くらいでしょ??すごいねぇ」
「あっ、いやぁ……この前テレビで見て……」
「へぇ、どんなTV???」
「え、えっと……そ、そんなことよりお姉さんはどうしてああいう読み方したの?」

「別に珍しくもないでしょう?そんな事が気になるの?」
「う、うん!ほら僕子供だから……」






なんなんだこの少年は
……ほんとに子供か?

はぐらかし方が雑すぎるぞ
なんかあざといし……まあ可愛いから許す

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透、降谷零 , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:はづき | 作成日時:2017年6月7日 19時

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