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「で、事件の方はどうなったの?」
ジョディさんが日本に表向き英語教師として滞在してると聞いて、久々に会いたくてジョディさんのマンションにお邪魔した。
他に仲のいい捜査官はあまりいないし、先輩はどこにいるかも分からないので恐らく任務中なのだろう。
「事件の方はあの眠りの小五郎が無事解決したよ。
でも犯人の動機が……ねぇ?」
「なによ」
「……゛ゆう゛が監督と最近仲がいいから」
「……あら」
「もう嫌になっちゃったよ。
とりあえずもう男装して女の人誑かすのはやめるよ〜」
「最初からそんな事しなくても良かったじゃない!
全く……どうせそのテクもシュウから仕込まれたんでしょうけど」
「あったり〜」
赤ワインを揺らしながら横目で睨まれる。
私は甘酒片手にテレビのリモコンを弄って気を紛らわしていた。
「じゃあ俳優業のほうはどうするの?」
「暫く活動休止するよ。
……男装は、やめられないからね」
か細い声でそう言えばジョディさんは眉を下げた。
私が男装に執着する理由を知っているからだ。
「そんな顔しないでよ」
「……つばさ」
「なに?」
「無茶はしないでちょうだい?
私がシュウに怒られちゃうわ」
「あはは、私無茶できない人間だからそこらへんは安心してよ。
あ、そうだジョディさん!!
江戸川コナン君知ってる?」
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作者名:はづき | 作成日時:2017年6月7日 19時