貴方side ページ39
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お父さんと私がお母さんを見つめる。
お母さんは観念したように��森本くんよ��と言った。
『慎太郎くん…！？』
なんで、……？
彼が来たことに驚きを隠せない私は、急いでリビングを飛び出し玄関へ向かった。
父「おい！…A！」
お父さんの声に耳を傾けることもなく
靴も適当にドアを開け、門の前まで走ると
『っ、……慎太郎くん！？』
「A……？」
そこにはいつもの慎太郎くんはいなかった。
明るく金色に染められてた髪の毛は真っ黒。
いつもと違う雰囲気の彼が、私を見て目を丸くさせている。
「…飯、食えてんのか？」
嬉しさと感動の余り、口を閉ざしたままの私に
慎太郎くんは絶句した表情で言う。
そんなに痩せたのかな…私。
父「……君か、」
大丈夫。そう言いたかったのにそれを止めたのはお父さんだった。
彼を見ては腕を組み、��私の娘に変なことを教えたのは��と呆れた口調で言う。
『ねぇ、どうしてっ＿＿＿＿＿』
「A。」
『……っ、』
当たりの強い言い方しか出来ないお父さんへ
また私が反発しようとした所で
慎太郎くんが私の名前を呼んだ。
言葉が詰まった私を見て、彼は軽く口角を上げる。
「初めまして。森本慎太郎と言います。」
まるで大丈夫って言ってるみたいに小さく頷いた彼が、お父さんを見て自分の名を名乗った。
「夜分にすいません。お父様とどうしてもお話がしたかったので来ました。」
父「君と話すことはない、帰ってくれ」
彼がこんなにかしこまって話す所は初めて見る。
彼とお父さんの間にいた私は
呆然と立ち尽くすしかなくて。
相手にせず家に戻ろうとするお父さんを引き留めようとしたら、慎太郎くんがすかさず��すいませんでした！��と勢いよく頭を下げた。
『慎太郎くん？』
「今回は全て俺の責任です。だから、彼女を怒らないでください。」
父「……」
頭を下げる慎太郎くんに驚く。
お父さんはそんな彼を見て、冷たい視線のまま
��もう娘とは関わらないでくれるか��と言った。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - さつきさん» 感想ありがとうございます！なんと、！？そんな読んでいただけてたなんて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(土下座) (2021年8月31日 8時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 完結お疲れ様です！更新されるたびにドキドキしながら読まさせて頂きました^ ^完結が待ちきれなくて何度も初めから読んだりするほど大好きな作品です！次のお話も楽しみにしています！！ (2021年8月31日 2時) (レス) id: 0e07e9da53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年5月28日 0時
