貴方side ページ38
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次の日、お母さんがお父さんを呼んでくれて
リビングにいつぶりか3人が揃った。
前はお父さんの横に座っていたお母さんが
今は私の横にいる。
背中をさすってくれて
振り向けば、優しい笑顔を見せてくれる。
…大丈夫。
そう言ってくれてるみたいで、緊張も少し解れた。
『学校に行かせてほしい』
父「……」
勇気を振り絞って出した声はしっかりとお父さんに届く。
ゆっくりこちらを見ては、また息を吐きながら違う方向へと顔を向けた。
『連絡しなかったのはごめんなさい。これからは、ちゃんと＿＿＿』
父「信用できないな」
『え、…？』
お父さんは私の声を遮って言う。
そして、��またいつか連絡も無しに朝帰りするんだろ��と
『っ、なんで…』
母「貴方っ！」
私のことが信じられないみたい。
もう許してくれない、そんな言い方。
喉の奥がつっかえるような感覚を感じた時、
横にいたお母さんが声を荒らげた。
母「もう、いいでしょう！？Aは学校で色んなことを学ぶべきです。友達も必要です。このまま閉じ込めてたらもっとこの子が苦しみます。」
もう、こんなに痩せてしまって……と私の頭を撫でながら涙ぐむお母さん。
…泣かないで。お母さんが泣く必要ない。
一方、お父さんはお母さんの言葉で顔を険しくした。
父「俺に逆らうのか！？」
母「逆らってません！もう自由にさせてあげてほしい、とお願いしてるんです！Aは、今のお友達に出会ってから学校が楽しいって言うようになったの、貴方の言いつけを守っていた時より。」
父「俺が間違ってると言うのか！」
段々、ヒートアップしてるのがわかる。
お母さんとお父さんが喧嘩してる所なんて初めての光景で、しかも私のことで2人が言い合ってるなんて、
どうしたらいいかわかんない…
『…やめて』
やっと絞り出した声も、2人の言い合う声に負けて床に落ちていく。
もうイヤだ、と思った矢先
インターホンの音が私たちを止めた。
…こんな時間に、誰。
お父さんもお母さんもこの音に反応して口が止まる。
父「誰だ？」
お父さんの一言で外にいたおば様がリビングに恐る恐る入ってくる。
-��彼��がいらっしゃってます
おば様は私とお母さんの顔を見て、少し言いづらそうにした。
��彼��って誰…？
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蝶-アゲハ-(プロフ) - さつきさん» 感想ありがとうございます！なんと、！？そんな読んでいただけてたなんて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(土下座) (2021年8月31日 8時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 完結お疲れ様です！更新されるたびにドキドキしながら読まさせて頂きました^ ^完結が待ちきれなくて何度も初めから読んだりするほど大好きな作品です！次のお話も楽しみにしています！！ (2021年8月31日 2時) (レス) id: 0e07e9da53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年5月28日 0時
