慎太郎side ページ33
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やっとAの声が聞けた。
それだけで俺の頭にあった1つの不安が消える。
��俺の前から消えんなよ��
あの時ちゃんと��わかった��って言ったのどこのどいつだよ。
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学校に行ったらAが体調不良でしばらく来ないと知って急いで連絡した。
いつもは遅くても数時間後に返ってくる返信や
出れなかったら必ず掛け直してくれる電話も
一切無くて。
意味わかんねー
センコーに問い詰めてもなんも知らねーって言うし、
ミヤビもジンもAと連絡がつかないって俺にキレてきて何があったのか教えろって。
あの日の事を伝えたら、想像通り
口を開けたまま驚いた顔をした2人。
ミ「え、そんな…大丈夫だったのA」
「ギリギリの所で樹が助けてくれた」
神「樹くんがいて良かったな」
「おう…」
2人の知らないところでそんな事が起こってたんだと衝撃を受けているのは間違いない。
その後、俺の家に泊まったと伝えれば
ジンがまじで…と頭を抱えた。
神「慎太郎、それ…お前さぁ」
「なに」
神「Aの親がどれだけ過保護か知ってんだろ」
ミ「もしかしてその事で親に何か言われて学校行けないとか？」
「…は？泊まっただけで？」
それで怒られてるってこと？
わけわかんねーし
神「親父さん結構そういうの厳しい人だぞ。」
ミ「でもそれで学校行かせないってのも中々じゃない？」
神「いや、ありえるよ。Aの親なら」
ジンに小さい時の事を教えてもらった。
怪我しないように体育をさせなかったとか、
遊んでる暇があるなら勉強しろとずっと言われてたとか、
一人娘のお嬢様だからそれくらいはと思っていたけど
どれだけAが厳しく制御されて生きてたかを初めて知った。
��大人は皆、お父さんの言うこと聞くの��
初めて出会った時、彼女がそう言ってたのを思い出す。
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『慎太郎くんと別れたくないから』
「…は？」
最初、わけがわからなかった。
やっと声聞けたと思えば、なに？
別れたくない？だから会わない？
どういうことだよって。
またAは親に言われたことを守ってんの？
「馬鹿じゃねぇの」
なんで俺はなにも無いんだよ。
なんでA1人で罰受けてんの。
「俺も同罪だっつの」
そう言っても違う、と言い張る彼女。
違くないって言い続ければ、次第に
鼻をすする音が聞こえてくる。
…別れたくないのは俺もだし。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - さつきさん» 感想ありがとうございます！なんと、！？そんな読んでいただけてたなんて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(土下座) (2021年8月31日 8時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 完結お疲れ様です！更新されるたびにドキドキしながら読まさせて頂きました^ ^完結が待ちきれなくて何度も初めから読んだりするほど大好きな作品です！次のお話も楽しみにしています！！ (2021年8月31日 2時) (レス) id: 0e07e9da53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年5月28日 0時
