貴方side ページ21
.
.
ミ「気をつけてねー」
「うん！バイバイ」
ミヤビちゃんと2人で遊んだ日。
学校帰りに大型施設に遊びに行ってウィンドウショッピングしたりクレープ食べたりした。
さっき2人で沢山撮った写真を眺めながら、いつもの道を歩いてると
私の携帯越しに、人の影が見えた。
パッ！と顔を上げると、そこには男がいて。
至近距離で手を振られた。
〔どうも、この間ぶりだね〕
『………っ！』
そう言われて、つい先日の事を思い出す。
慎太郎くんと帰った時に出会った人だと。
〔めちゃくちゃタイミングいーじゃん〕
『慎太郎くん今日はいませんけど』
〔うん、知ってるよ〕
『じゃあ、なんですか…』
よりぐっと距離を縮められて、後ずさりした私に
目の前の男は容赦なく1歩ずつ近づいてくる。
そして、��君に会いに来たんだよ��と薄ら笑いを浮かべた。
『え？』
〔森本の女、でしょ？〕
『……は、？』
あの日みたいにずっとヘラヘラしてる男。
髪の毛はパーマをかけた金髪
腰のチェーンはジャラジャラとうるさい
紺色のブレザーはとてもじゃないけど気崩されていて
いかにもヤンチャと見える。
〔ちょっと来て欲しいとこあんだけど〕
『行くわけないでしょ』
目の前の男を睨んでそう言うと、あははと笑って
言うこと聞いてよー、と駄々をこねる子供みたいに体を揺らす。
なんなの、と次第に腹が立って
家に帰るために彼の前を通り過ぎた。
そしたら、
〔アイツどうなっても知らないよー？〕
と叫ばれて思わず足が止まった。
……アイツって慎太郎くん？
振り向くと、彼は何かを企んでる顔をして笑う。
『どうって、、どういうこと？』
〔んー、今頃ギリギリ生きてるくらいだと思う〕
『え………』
普段なら信じない。こんなの。
だけど、今日慎太郎くんは午後から予定があると言って学校を早退していた。
だから………気になってしまった。
もしかしたら、本当なんじゃないかって。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1045人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蝶-アゲハ-(プロフ) - さつきさん» 感想ありがとうございます！なんと、！？そんな読んでいただけてたなんて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(土下座) (2021年8月31日 8時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 完結お疲れ様です！更新されるたびにドキドキしながら読まさせて頂きました^ ^完結が待ちきれなくて何度も初めから読んだりするほど大好きな作品です！次のお話も楽しみにしています！！ (2021年8月31日 2時) (レス) id: 0e07e9da53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年5月28日 0時
