貴方side ページ7
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＿＿＿＿＿＿あとはそれを大人の誰かに言えよ
冷たい言い方だけど、やっぱりどこか優しい。
俺は役目を終えたみたいな、そんな感じで言われたけど、大人の誰かって私が頼れる大人なんて…いない。
いないからここに来たのに、
『大人は皆、お父さんの言うこと聞くの』
「はぁ？なんだそれ」
『貴方も私と喋ってることバレたら先生に怒られるよ』
「喋ってて怒られるってなんだよ」
そんなことあんの？と嘲笑って信じてない様子。
だけど、私が真顔でいるもんだから本気だと捉えたようで
「…お前、いつから1人なんだよ」
『ずっとだよ』
「……」
言葉を失った彼に、私から貴方も1人なの？って聞く。
「俺は1人が好きなだけ。」
『モノ好きね』
「なんだそれ、俺は一匹狼なの」
1人が好きって、1人が嫌いな私にとっては驚き。
そんな人いるのね、っていう意味で言ったんだけどなぁ。
『ふーん』
チャラい人って、いつも集団になってお喋りしたり遊んだりするうるさい人達じゃないの？
なんか、真面目な私より彼の方がマトモなことを言っていたというか、
考え方を見つめ直されたというか、
彼、ぼっちだし。
なんか色々、思ってた事と違う。
「なんだよ」
無意識に彼の顔をじっと見ていたらしく
ウザったそうにした彼は目を泳がせる。
耳にぶら下がってるゴールドのピアスが揺れた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
