貴方side ページ47
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やばい、なんて焦って帰る用意をするけど
話が止まんなくて。
身体は焦ってるけど、今から家に帰ったら
早くて20時10分かな、と頭の中は冷静。
「また話しよ！」
『うん！ミヤビちゃんありがとう！』
「急げ！！」
車で送るって言ってくれたんだけど、神社までの送り迎えしてくれたし、家に帰るだけだからと断った。
それに今日、お父さんは出張で明日帰ってくる予定だし、少し遅れても大丈夫だって。
とりあえずおば様に連絡はしておくけど、一言メッセージを入れてから家に帰るまではずっと早く歩くことに専念してたから
おば様からの返信なんて、見てない。
『ただいま〜』
夏に小走りしたせいで額に汗をかいた。
拭いながら、ドアを開けると
そこには眉を八の字にして私を見るおば様。
心配してくれてたのか、と少し心が痛む。
『ごめんなさい、連絡はしたんだけど遅れてしまって……え？』
靴を脱ごうと下を向いた瞬間、私の動きが何もかも停止した。
…だって、
『なんでお父さんの靴が…？』
-先程、帰ってこられたんです。
予定より仕事が早く終わって、1日帰宅が早まったと。
それは突然だったみたいで、おば様も帰ってきた時に直接報告を受けたらしい。
私が居ないことに気づいたお父さんに、問い詰められてしまい、私が遊びに行ったと伝えてしまったと。
『ごめんなさい。おば様、悪くないのに』
すでに力尽きてるような表情。
最初に感じた心配そうな雰囲気は、多分
この事に焦っていたからだとわかった。
父「どこに行ってたんだ」
『……っ！』
久しぶりに聞いた、その低く恐ろしい声。
おば様の後ろ、リビングに繋がる扉から
顔を出したお父さん。
完全に怒ってて、肩を竦めた私にこっちへ来なさいとリビングへ連れてこられる。
父「こんな時間まで何をしてた」
『………おば様に聞いたんじゃ、』
父「お前の口からちゃんと言いなさい」
デカいソファ、人を何人分も開けて座った私を
お父さんはしっかりと見る。
『お祭り、に行ってました』
父「誰と？」
『友達…』
友達…？とお父さんが少し反応をする。
私は急いで彼の名前を出した。
『ジンくん、覚えてない？』
高校一緒だったの、と言うと
彼の存在を思い出したのか、
父「あぁ、あのろくでなしか。」
とソファに深く座った。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
