貴方side ページ46
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「どうやって家帰んの？」
『とりあえずミヤビちゃんの家、だよね』
ミ「そ！Aの私服あるからね」
神「送らなくて平気？」
ご飯を食べた後、門限の時間も迫ってたから
解散することになった。
バイクで来たという2人に送るって言ってくれたんだけど、浴衣じゃバイクには乗れない。
ミ「お母さんに迎え来てもらうわ！」
神「それなら安心だわ」
道路沿いのガードレール付近で止まって、
ミヤビちゃんのお母さんを待つことになった。
この後も慎太郎くんとジンくんはまだ神社で遊ぶらしい。
彼らに門限はないみたい。
そっか、ジンくん一人暮らしだもんね。いいなぁ。
慎太郎くんは…そういえば兄弟とかいるのかな？
家族の話、全く知らないや。
次、何して遊ぶか話してたら近くでミヤビちゃんのお母さんが乗ってるであろう車からクラクション。
ミ「あ！来た！今日ありがとー！またねー！」
神「気をつけてなー」
『ばいばい…』
あぁ、いつも別れの時はとてつもなく寂しい。
気持ちに比例して声も小さくなるの。
「なぁ、」
名残惜しい気持ちで車に向かおうとすると
慎太郎くんが私の腕に触れた。
驚いて彼を見上げる。
「ミヤビの家から1人で帰んの？」
『…そうだよ』
神「A歩き？」
『うん』
「あぶなくね？」
『大丈夫！私、歩くの早いからすぐ着くよ』
そういうことじゃねーんだけど、と言う慎太郎くん。
じゃあ、どういうことなんだろう。
「ま、とりあえず何かあったら連絡して」
『え？』
「すぐ行くから」
そこまで真剣に言われると、わかった。としか言えなくなる。
とっくに車へ向かったミヤビちゃんが、そこからAー！と叫んだ。
「またな」
『うん、今日はありがとう』
神「A、気をつけてな！」
2人に手を振って急いで車に乗った。
再び車内では恋バナ。
ミヤビちゃんのお母さんは、ずっとソワソワしてたらしい。
慎太郎くんが浴衣似合ってるって言ってくれた事を報告すると2人とも同じ声でキャー！と叫んで車内が揺れた。
ミ「ジン連れて屋台行って良かった〜」
『私、頑張ったよ』
ミ「よくやった！A！」
それから2人で金魚すくいもしたって言ったら
可愛すぎる、と私以上に照れてた彼女。
家について着替えてる時もずっと口が止まることはなくて、
気づけば19時半を回っていた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
