貴方side ページ42
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『わぁ、すごーい』
ミ「ミヤビ天才だわ！！」
下のほうで纏めたゆるふわの団子スタイル。
夜でも映えるようにとキラキラしたアイシャドウを使ってメイクもしてくれた。
それをいとも簡単に仕上げてしまうから本当にミヤビちゃんは天才。
それにミヤビちゃんのお母さんに浴衣まで着せてもらっちゃって。
彼女のお母さんに初めて会ったけど、とても元気で優しい人。
ずっと私のことカワイー！キレー！って褒めてくれてなんだか照れくさかった。
『ありがとうミヤビちゃん』
ミ「最高！めっちゃ似合ってる」
このA見てカワイイと思わなかったら
アイツの目ん玉おかしい。と笑う彼女も
落ち着いた色合いの浴衣を身にまとっていて
いつもより大人っぽく美しい。
『浴衣初めて着た！』
ミ「持ってないだろうなって思って家に呼んだの」
『そういうことだったんだ』
もう既に私の事はなんでもお見通しなんだね。
得意顔で用意周到でしょ？と言うミヤビちゃんに思いっきり頷いた。
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この身なりだし、歩くのもしんどいからとミヤビちゃんのお母さんが待ち合わせ場所まで送ってくれた。
車内ではずっと恋バナ。
ミヤビちゃんのお母さんに慎太郎くんの事を話すと
きゃー！と高い声で発狂してた。
いいわねぇ！高校生！と言うお母さんにミヤビちゃんが興奮しすぎ！ってツッコむ。
そんな楽しい車内もあっという間で。
お祭りをやってる神社の近くで降ろしてもらった。
神社の入口付近に行けば、既に人がいっぱい。
私たち以外にも浴衣を着た人がたくさん。
ミ「これアイツら見つけれる？笑」
『どうだろう…』
ミヤビちゃんがジンくんに連絡してるのを横で静かに待つ。
周りをキョロキョロしてたら、彼ららしき人達を見つけて、
『ミヤビちゃん！あそこ！』
ミ「え？」
『あれじゃない？』
見失わないように急いで歩こうとするけど
慣れない下駄で全然スピードが出ない。
しかも人混みで思うように進めなくて、
途中、思いっきり誰かとぶつかった。
『うわぁ！』
その反動で転けそうになった所を誰かに支えられる。
『っ！慎太郎、くん』
「いつも忙しねーよな」
『ぁ、りがと…』
海に行った以来、会ってなかった彼。
久々に彼を見た瞬間、ドキッとして
好きだなって気持ちがぶわぁって溢れ出る。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
