慎太郎side ページ40
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ミ「慎太郎、今日ずっとA見てたね」
「は？」
ミ「無意識？」
ミヤビが後ろから大声で喋る。
ニヤニヤして、本当はジンじゃなくて俺の後ろ乗って欲しかったとか思ってんの？って言ってくるから本気でバイクから落とそうか迷った。
「あいつ、目離すとあぶねぇんだよ」
ミ「わかる、まじで箱入り娘だよね」
「楽しそーだからいいけど」
最近、無邪気に笑うようになったし
色んなことに興味持って、ミヤビに聞いては
挑戦するじゃん。
いい事だと思うけどさ、
危険が伴うことも簡単に挑もうとすっから
目、離せねーの。
ミ「でもまだAって寂しそうな顔するよね」
ミヤビの家に着いて、彼女がヘルメットを取りながらそう言った。
ありがと、とそれを渡される。
ミ「あの子の寂しさ、慎太郎が取り除いてあげてね」
「…なんで俺なの」
ミ「慎太郎しか無理だよきっと」
ミヤビは全てわかってるみたいに余裕そう。
時々、こいつは年上に見える。
説得力があるからだと思う。
「そんな大層なこと出来ねーよ」
ミ「は？簡単でしょ！」
Aの傍にいればいーの！
思いっきり背中をパン！と叩かれて
逃げるようにじゃ！送ってくれてありがと！って家の中に消えてった。
「…はぁ？」
少しヒリヒリする背中を触りながら、
誰もいない空間に俺の声だけが残る。
今日、アイツは色んな顔をした。
驚いたり、感動したり
笑ったり、恥ずかしがったり
だけど、ミヤビが言うように寂しそうな顔もした。
��ずっといたい��って。
その表情を俺に向けた時点で、
俺が取り除けるわけねーって思ったのによ。
ちょっとはいけんのかなって期待すんだろ。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
