貴方side ページ38
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ミヤビちゃんが浮いてる所まで連れてってくれたものの、なにもする事が無くてぷかぷか浮いてるだけ
なのにずっとおんぶしてくれてた慎太郎くん。
恥ずかしくて途中、ミヤビちゃんの浮き輪に捕まって浮いてたけど。
ジンくんと慎太郎くんは思いっきり泳いでは海の中でも追いかけっこ。
お互いを沈めようとしてて、それを見て
無邪気でいいなぁ、と思った。
ミ「はぁ、なんで男っていつまでもやることガキなんだろう」
『元気でいいね』
ミ「A、疲れてない？」
『んーちょっと眠いかも』
波の揺れで眠くなっちゃった。
疲れてないとは思うけど、瞼は少し重い。
そしたらミヤビちゃん、海で寝たらオワリ！って言って慎太郎くん達を呼んだ。
「どした？」
ミ「休憩したいから砂浜の方まで引っ張って？」
神「泳げないやつがここまで来るなよ」
ミ「いーじゃん！別にぃ！」
泳げない私たちは彼らに浮き輪ごと引っ張ってもらって、砂浜に腰を下ろした。
ミ「水いる？」
『うん、ありがとう』
いつの間に準備してたんだろう…
彼女から水を受け取る。
ミヤビちゃんはやっぱりお姉ちゃんみたい。
私は一人っ子だけど、姉がいたらミヤビちゃんみたいな人がいいな、なんて思う。
レジャーシートに腰を下ろして、
しばらく休憩。
体力が戻ったらしいミヤビちゃんはまた遊んでくるわ！と立ち上がる。
ミ「Aもいく？」
『私はまだいいかな』
ミ「ホント？」
『うん、皆の荷物見とくよ』
わかった、もうちょい休憩してなね。と言って
いつのまにか膨らましていたビーチボールを片手に走ってった。
海を眺めときたかった。
それほど私にとって今日という日が
非日常で、目に焼き付けときたかったの。
「もう遊ばねーの？」
ミヤビちゃんがビーチボールをジンくんに思いっきり当ててる光景を見ていると、慎太郎くんがいつのまにか来て、横に座った。
片手にはコーラ。
プシュッ、と炭酸が弾ける音がする。
『海、好きなの？』
「なんで？」
『前、ミヤビちゃんが言ってた』
学校に来ない日は喧嘩してるか海行ってるか、
そうミヤビちゃんに言われたのを覚えてる。
海？なんで？って思ったけど、
今日来てみてわかる気がしたから。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
