貴方side ページ36
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ミヤビちゃんはカーキーのシンプルな、
でもデザインがかわいいビキニを身に纏う。
スタイルが良いからラインがしっかり出てとても似合ってる。
それに比べて私は、
『恥ずかしすぎる…』
ミ「えぇ！かわいーじゃん！この色で正解だわ」
『布少ないよ』
ミ「それがビキニでしょ」
自分がこんなかわいいものを、そしてこんな露出したものを着るのが初めてだから
似合ってるとか似合ってないとかの前に
恥ずしさが勝つ。
やだぁ！と早くも私服に着替えようミヤビちゃんから
逃げてた所に、慎太郎くんとジンくんが。
2人とも既に着替え済みで、柄物の海パンに上裸。
「何してんの？」
ミ「あ！慎太郎！見てみてAかわいーよね？」
追いかけっこ状態だったのにいつのまにかミヤビちゃんに腕を掴まれて、慎太郎くんの前に押し出される。
『うわっ！ミヤビちゃん！』
神「A、どーした？」
ミ「水着無いって言うからミヤビの貸したの！」
ちょっと待ってよ…
慎太郎くん達も上裸で見るところも限られてるっていうのに
目の前の彼が私をどう見てるのかなんて恥ずかしすぎて顔を上げられない。
『あ、の……』
ミ「かわいーよね！？」
神「似合ってるよ」
『いや…もう着替える……』
耐えられなくなった私は、自分の荷物から着てきた服を取ろうとしたけど、
パシッと誰かに腕を掴まれて足を止められた。
『？』
「…恥ずいならコレ着とけば？」
『え、…』
「濡れてもいいやつだし、」
掴んでいたのは慎太郎くん。
びっくりしたけど、彼は自身が着ていたTシャツを差し出してくれた。
向こうは居心地が悪いのか、目を合わせてくれないけど。
『濡れていいの？』
「うん、替えあるから」
『あり、がとう…』
素直に受け取ると、満足したのか少し笑った慎太郎くん。
もうそれだけで胸がきゅうっと締め付けられるから、
どうしようもない。
受け取ったその大きなTシャツに腕を通せば、微かに香る慎太郎くんの匂い。
私、慎太郎くんの匂い、好きなんだ。
最初に出会った時にも香ったからなのか
安心するし落ち着くの。
すごく。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
