貴方side ページ34
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こんなに目覚めがいい朝は初めてだった。
2ヶ月前に予定を立てていたのがあっというまで。
ミヤビちゃん達にお母さんから許可貰えたって言ったら連日遊ばないように予定を組んでくれた。
本当に嬉しい。
しかも初めてだったの、
手帳に遊ぶ予定を入れるのは。
その手帳を握りしめて、ワクワクしながら寝たもん。
ていうか、寝れなかった。
服も前日にいっぱい悩んで、髪の毛も綺麗にして
ミヤビちゃんに教わったメイクをしてみた。
完全に、彼女に染まった気がする。
鏡で自分を見て、そう思った。
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太陽が照りつける空の下、
家の門の前に、1台のバイクが止まった。
その大きなバイクに持たれるように座っている人。
神「おっ、A」
『っえ！？ジンくん！！』
イカついなぁと思ってたら振り向いた彼はジンくんで、
驚く私に、照れくさく笑った彼は
迎えに来た、後ろ乗って？とシートを叩いた。
『迎えにきたって…えっ！』
神「あ、もしかしてバイク乗るの初めて？」
『初めてだよ！それよりいつ免許とったの？』
神「そんなことはいーじゃん」
あれ？乗るの怖いー？なんて私を子供扱い。
…今思い出した。
彼は小さい頃から私の事を子供扱いする所があった。
ゲームをすると必ず私が負けて泣いてたから。
Aはまだおこちゃまだねーって、ずっと言われてたの。
それが悔しくてまた泣いてたなぁ、なんてそんな光景に懐かしく思ってる私とは裏腹に、
取りたてだから事故るかも、なんて余裕な彼。
ヘルメットを渡されて、恐る恐るその機体に乗った。
『うわぁ…』
神「しっかり捕まっててね」
『…うん』
お腹に手を回すよう言われて、自分なりに力をいっぱい入れた。
そしたらジンくんの体はしっかりしてて、
細い見た目からのギャップに驚いた。
神「俺、楽しみすぎて寝れなかったわ」
『わたしも！』
神「だよなー？」
集合場所にはアイツらもいると思うから、飛ばすよーとヘルメットのシールドをカチャと降ろしたジンくんに、小さい頃の面影は無く
会わなくなった時間にどれだけ変わったのか
それが一瞬にしてわかった気がした。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
