貴方side ページ33
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そしたら慎太郎くんは今言うなよ、と頭を抱えた。
「変に誤解生むって」
『え、あ、ごめんなさい』
神「なんだよ！Mじゃーん」
「ちげぇわ！」
なんだか彼らと同じように話せた事が嬉しくて
自然に笑っていると
おい、と怒られた。慎太郎くんに。
でもジンくんが気にすんな、って言ってくれたから気にしないでおく。
ジンくんが居るだけでこんなに雰囲気って変わるもんなんだと思っていると、
ミ「うぃっすー！おはよーん！」
「うるせーのもう1人きた…」
扉を破壊する勢いで開けたミヤビちゃんが来て
より一層、屋上は賑やかになった。
なんだか、久しぶりに4人集まった気がして
私はとても嬉しかった。
ミ「夏休み海行こー！」
神「夏休みの話はやくね？」
ミ「いや、あと2ヶ月もないよ！？」
パンをいち早く食べ終えたミヤビちゃんは
はやくも夏休みの予定を立てようとしてる。
ミ「今年はAもいるしね」
『う、うん。そうだね』
神「A遊べんの？」
『多分。』
んじゃ、俺も海行こーって私にじゃなく
慎太郎くんに向かって言ったジンくんは
そのまま、お前はどーすんの？って彼に聞く。
「…日による」
神「正直に行くって言えよ」
ミ「よし！決まり！」
『絶対行けるようにするね』
慎太郎くんもいるなら尚更、絶対に夏休みいっぱい遊ぶ。
じゃないと私の学生人生が何も無く終わってしまうもの。
そんなのイヤ。
『お母さん…いい、かな』
母「お泊まりは流石にダメよ」
家に帰ると、珍しく家にいたお母さん。
今日は仕事が無いらしい。
お母さんにジンくんと同じ高校だったって事と、夏休み遊びたいって事を伝えたら、すぐに了承してくれた。
お母さん、ジンくんの事気に入ってたし。
私に対するお父さんの事も心配してくれてるのは知ってたからOKは出るだろうって思ってた。
『お泊まりはしないよ。遅くても20時までには絶対帰ってくる』
母「遅くなるなら車用意させるから連絡しなさい」
『ん、わかった』
連日遊ぶのは控えなさいね、とお母さんは心配そうに私を見つめる。
お母さんは、私の気持ちを理解しようとしてくれる。
だけどお父さんには逆らえないから
ある程度の制限はしなくちゃならない。
バレたら私だけじゃなくお母さんまで責められるのはわかってるから
だからちゃんとお母さんの言うことは聞くよ。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
