貴方side ページ21
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ほぼ全てを網羅した私たちは、ミヤビちゃんの一言でプリクラを撮ることになった。
神「俺らいらないでしょ！」
「絶対入らない」
ミ「えぇー、」
男子2人は断固拒否。
最初は写真嫌いなのかな？と思ったけど
出来上がったモノを見て納得。
私が私じゃなかった。
『なに、この写真！』
ミ「プリクラってすごくない？別人だよね！」
『すごい…』
ミ「ミヤビとAの2人の思い出！ケータイに挟んどくね！」
そういってミヤビちゃんは自身の携帯を取り出して
ケースとの間にそのプリクラを挟んだ。
透明だから中からプリクラが見えるようになってる。
『…ありがとう』
ミ「Aもちゃんとプリクラ持っててね！」
『うん！』
もちろん一生大事にする。
だってこんな事自分が出来ると思ってなかったんだもん。
嬉しすぎて胸がいっぱい。
友達がいるってなんて楽しいの。
ミ「じゃ、メインイベント行きますか」
「まだやんの？」
神「結構やったぞゲーム」
切り替えるように手をパチンと叩いたミヤビちゃん。
慎太郎くんとジンくんはそんな彼女にため息をこぼす。
ミ「UFOキャッチャーやらずに帰るとかナシでしょ」
連れられてきたブースは前に話してた、UFOキャッチャー。
シャツの腕をまくってまで本気モードなミヤビちゃんは、Aなにがほしい？って聞いてきた。
『え、えっと…』
ミ「どれ？」
『こ、これ！かな…？』
直感で選んだのは、小さなクマのぬいぐるみ。
なんか目が合ったような気がしたからっていう
ただの気まぐれなんだけど…
ミ「おっけー！まかせて！」
神「ミヤビいけんの？」
ミ「UFOキャッチャー得意なんで」
ガラスに顔が付くんじゃないかってくらいに張り付くようにそのぬいぐるみめがけてボタンを押す彼女。
だけど、なかなか取れなかった。
ミ「えぇ！なんで取れないの！」
「下手じゃん」
ミ「この前1発でいけたのに！」
神「それはマグレだなきっと」
ミヤビちゃんの奮闘っぷりを冷静に見てる慎太郎くんとジンくん。
私はどんどんお金を入れて挑戦してるミヤビちゃんに申し訳なくなっちゃって。
『ミヤビちゃん…もういいよ』
私がやっても絶対取れないし、私が言ったせいでこんなにまで必死になってくれてるのも申し訳ない。
ミ「え、でもさー…」
「ミヤビ、どけ」
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
