貴方side ページ19
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ミ「え！ほんと！？いこいこ！慎太郎もね！」
「おい、なんで俺も」
ミ「いーじゃん！あんたゲーセン常連でしょ？」
ミヤビちゃんは目を輝かせて喜んでくれて。
横にいる慎太郎くんまで一緒に遊んでくれるみたい？
「そこは女子で遊んでこいよ」
ミ「UFOキャッチャー得意じゃん」
『え？得意なの？』
「いや、…まぁ普通」
得意なら是非、見てみたい。
ミヤビちゃんも慎太郎のほうがゲーセン行ってるから知ってることいっぱいだよって言うし、
ミ「ほら、いっつも1人なんだからさ、たまにはミヤビ達とも遊びなさいよ！」
「パシリにされる未来しか見えないけど？」
ミ「ジンも呼ぶ」
「ほぼ確チャンじゃん…」
行かねーからな、と言い張る慎太郎くんと
頑固だわー！と呆れるミヤビちゃん。
『…放課後、遊ぶこと初めてだから楽しみ』
ミ「うんうん、だよね！ミヤビも楽しみ！」
素直に言えば、さっきとは打って変わってふにゃりと笑ったミヤビちゃん。
Aかわいいー！と私の頭をグシャグシャに撫でる。
『ミヤビちゃん…』
ミ「あ、ごめんごめん。つい」
ミヤビちゃんはお姉ちゃんみたいで、色んなことに気を配れる人なんだなって思う。
私にもだけど、慎太郎くんにもジンくんにも
誰一人孤立しないように話す人だなって。
ミ「じゃあ、来週、行こうね」
『うん、ありがとう』
ミ「慎太郎も来なさいよ」
「……」
返事は無かったけど、本当に来てくれるだろうか。
あっという間に予鈴のチャイムが鳴る。
私とミヤビちゃんは塔屋から降りて、屋上を後にするけど、相変わらず慎太郎くんは寝転がったままだった。
『慎太郎くんって本当に屋上好きだね』
ミ「あいつ中学の時も屋上ばっかだったよ」
どんだけ好きなんだってね、と彼女は笑う。
『明日も屋上行くの？』
ミ「もち！」
『迷惑じゃない、かな…』
ミ「え？迷惑？」
誰に？とポカンとした表情で私をみるミヤビちゃんに、慎太郎くんと答えると
少し間を置いてはは！と笑った。
ミ「大丈夫！あぁ見えて喜んでるから」
『え？どういうこと？』
ミ「ふっふふーん！」
まだわからなくていいよー、とスキップしながら先を歩く彼女は、
私のクラスの前で止まって、
これから毎日、一緒に食べよーね！
そう言って自分の教室に戻って行った。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - みーさん» うっへー！ありがとうございます！滝涙。語彙力なくてすいません。これからも読んでください！お願いします！！（土下座） (2021年5月24日 23時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！蝶-アゲハ-さんの書く小説がめちゃくちゃ好きです(;_;) (2021年5月24日 22時) (レス) id: ac72a53697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2021年4月1日 0時
