8 ページ9
これは、もう、完璧に私が悪い。
私が悪いんだけど・・・・ドンヒョクがその、えっと・・・・してくれない。
こないだ、酔っ払って大失態を晒して・・・・しかもお預けされてから1週間。
してくれない以外はいつも通りだし、なんなら優しい。仕事・・・・が忙しそうなのはいつもの事だし。
私としては、その、したいけど、どうして良いかも分からなくて。下着をセクシーにしてみても、見てくれなきゃ意味がない。
さっき来たカトクは、今夜は遅くなるから宿舎に帰る。ってやつだった。セルカが欲しいって言われる前に、新しく買った洋服の写真を送ってみたけど。既読のまま。
きっと、忙しいんだろうなぁ。
ドンヒョクがこのまま帰ってこないで、このマンションを出なきゃいけなくなったらどうしよう。
カフェのバイトで暮らしていけるアパートはあるかな。お金は貯めてあるけど・・・・。
ドンヒョクと別れる生活なんて、イメージできない。
どうしたらいいか分からなくなって、夕飯も食べずにベットに潜り込んだ。
ドンヒョクに愛されてるって、どうして当たり前に思うんだろう。
ふと、目が覚める。まだ部屋の中は暗くて、でも隣にある温もりに寝ぼけながら触れば
「えっちだなぁ・・・・」
と、かすれた声が聞こえた。
「ドンヒョク・・・・帰って来たの？」
ぎゅっと抱きしめられるとドンヒョクの香り。背中に回る大きい手と高い体温に何故か涙が出た。
「やーなんで泣くの？寂しかった？俺ちゃんと帰って来たでしょ？Aちゃんの可愛いセルカ見たら、どうしても会いたくなっちゃって。」
「ドンヒョガ・・・・私の事飽きちゃったの？」
「なんって事言ってんの？は？マジで？」
引き剥がして顔を覗き込んでこようとするから、私も力を込めて抵抗する。「どうしたら、そうなるかな。誰かになんか言われた？友達？」頭の上から聞こえる声に、勢いをつけて、ドンヒョクの上に跨ればビックリした顔で私を見つめて来るから
「・・・・してくれないから・・・コレも、着たのに」
パジャマを捲り上げるとますます目が見開いて。私はどうしたらいいかわからなくて、子供みたいに泣きじゃくってしまう。
「わーAちゃん、えろっ・・・・最高じゃん。」
ドンヒョクは体を起こして、主張してるソコを押し付けて
「泣いててもいいけど、やめてあげられないから、ちゃんと息してね？」
唇が触れ合ってドンヒョクの手が私の頭の後ろに回て、また涙が溢れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1609人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HORANNABI | 作成日時：2023年3月16日 19時
