慎太郎side ページ30
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『事故があった日でもあるんだ。』
その言葉を聞いてやっと、前に
��私、誕生日のいい思い出ないんだ��と言っていた意味を理解した。
だから夕さんもおめでとうって言葉を彼女に伝えないんだと。
「ごめん、俺。それ知らなくて…こんな、」
『全然！めっちゃ嬉しい！』
Aはそう言って、謝る俺を即座に止めては
最高！ってクシャッと笑うの。
『慎太郎くん、前に最高の誕生日にしてあげるって言ってたじゃん』
夜の海綺麗だし、こんなロマンチックなの
初めてだし、最高だよって
ありがとう！って全力で喜んでくれるAを見たら
謝る自分が恥ずかしくなってきた。
「…うん。Aのお母さんお父さんも絶対にAの事見てるだろうし、Aが生まれた日は2人にとっても特別だと思うから。これからはいい思い出をいっぱい作ろうね」
『うん！慎太郎くんありがとう』
両手を掴んで、彼女を引き寄せる。
海の音がザザーって聞こえて、心地よい。
「A。ここで最初に会った時、覚えてる？あの時俺がAに声を掛けてなかったら、あの時Aが俺の誘いを断って1人で帰ってたら、今の関係にはなれてないと思う。けど、どこかで奇跡じゃなかったって感じてる。」
必然だって。
そう思ったのはAが初めてだし
これから先、無いと思う。
「俺と出会ったことがAにとってプラスになったか分からないけど、俺はこれからもAの傍にいたい。」
クシャッと笑う笑顔も、不貞腐れてる顔も
夕さんに嫉妬していじける所も
たまに抜けてる所も
好きな事をとことん突き詰める所も
ずっと見ていたいから。
「Aの思い出す良い思い出は全部、俺であって欲しい。これから先もね」
『……慎太郎くん』
もう既に涙が溢れて止まらないA
可愛い顔が台無しだよ？笑
親指で拭って、赤くなってるほっぺを撫でる。
「A、お誕生日おめでとう」
Aの首に俺からのプレゼントをぶら下げる。
そして、好きだよって意味も込めて
彼女の唇に口付けを。
少し震えるそれは涙でしょっぱかった。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - まーさんさん» ありがとうございます！本当、私が思い描く慎太郎くんはイケメンの塊になりましたｗｗｗまた次回作まで楽しみに待っていてください！ (2020年9月13日 20時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - リナさん» 幸せになって頂けたなら本望です。最後までお付き合いありがとうございました！次回作もお楽しみに！！ (2020年9月13日 20時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - 完結おめでとうございます(´∀｀*)しんたろーくんイケメン過ぎです(笑)そしてお疲れさまでした！ (2020年9月13日 11時) (レス) id: 736362cb74 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 更新されるたび幸せな気分になってました。お疲れ様でした。 (2020年9月13日 1時) (レス) id: 26344d9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶−アゲハ−
| 作成日時：2020年7月29日 0時
