慎太郎side ページ8
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「はぁー、疲れたぁ」
『こんなに走ったのいつぶりだろ』
しばらく遊んだ俺らは、ジュースを片手に
砂浜に座り込んだ。
もうすぐ夕方。
それまで海で遊んでる人達を見ながら
昔はサーフィンで日焼けばっかしてたこととか
樹とか風磨とかと遊んだこととか
海での思い出はいっぱいあるから
ひたすら喋った。
Aもうんうん、って聞いてくれて。
『慎太郎くんって、昔から友達とずっと遊んでたんだね。』
たくさん思い出があって羨ましい、と少し儚げに言う。
寂しそうに遠くの方見つめるから、
「Aは俺といっぱい思い出作ればいいじゃん。」
いつからとか関係ないしね。
俺らはたぶん、仕事が命で
なんでもそっちが優先になってしまうと思うし
外でも堂々と2人で歩けることなんて
ないと思うけど、
「てか俺以外とは作らせないから」
Aが思い浮かぶ楽しい思い出は全部
俺とのことであるようにしたい。
『慎太郎くんって私の事いつも元気にしてくれるよね』
少しずつオレンジ色になる空が
彼女を美しく照らして
ありがとう、って微笑む姿が妖艶に見える。
「少し歩こうか」
また靴を脱いで、水辺を2人でゆっくり歩く。
さっきまで騒いでた声はすっかり消えて
人も全然いなかったから
フラフラと動いてた小さな手を掴んで。
最初はちょっとビックリした様子だったけど
周りに人が居なかったことを理解したのか
すぐに握り返してくれた。
『もうすぐ夕日が沈んじゃうね』
「そうだね」
立ち止まった俺を引っ張るようにAが
手を引きながらまた歩く。
俺たちのタイムリミットももうすぐ。
こんなに長く一緒にいた事も無かったから
離れるのが寂しく感じる。
しかも俺らって1週間とかそんなレベルじゃなくて何ヶ月とかだから余計にね。
「次会えるのは、俺らのライブの時かな」
『…そうだね』
少し前を歩く彼女はこっちを向くことなく言う。
俺と同じ気持ちなのかな？なんて思ったり。
「A。」
ちょっと力を入れて、手を引っ張って。
急に引かれた反動で俺の胸に手をついたAを
そのまま閉じ込める。
「なんかあったら電話して」
『…うん』
「夕さんにもすぐ言うんだよ」
俺はまた、何週間も傍にいることができないから。
風で飛ばされそうになった彼女の帽子で
顔を隠すように唇を重ねた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - じぇべさん» コメントありがとうございます！やばいです！まじで！(笑)とにかくTVerで何度も見まくってます。私的ベストof沢田は3話です(聞いてない) (2020年6月20日 15時) (
レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - めいさん» 嬉しいです！ありがとうございます！後光見えますね確かに！(笑)クールなリーダーのくせしてヤンクミのこと大好きとか…ずるい設定！！爆笑 (2020年6月20日 15時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ゆんてゃさん» 好きだなんて…ありがとうございます！(´TωT｀)気が合いそうなら仕方ないです、今からサシメシしましょう(冗談)ｗｗｗｗｗｗｗ (2020年6月20日 15時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
じぇべ(プロフ) - 初コメです！いつもの楽しみに見てます。ごくせんの潤くんやばいですよね！帝王感大好きです…… (2020年6月20日 14時) (レス) id: ba4b400b90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - この作品大好きです！だからこれからも読ませていただきますね！ごくせんの松潤、私には後光が見えました笑 (2020年6月20日 13時) (レス) id: 80de75d42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2020年6月6日 1時
