慎太郎side ページ22
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返事が帰ってきたのは朝方。
“大丈夫、ごめんね。シンさんだった。”
俺の予想は当たっていたらしく、
そのメッセージの後には、何も言われてないから安心して、とあって。
とりあえず、良かった。と送った。
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それから何週間か経って
気づけばもう俺の誕生日。
日付が変わると共に送られてるたくさんのお祝いメッセージに口元を緩ませ、
一人一人に返事をしていく。
その中に彼女からの通知は無い。
まあ、教えてないし、当たり前なんだけど
なんだかちょっと寂しいよなあ
そんなこと思いながら、
相変わらず通知が止まらない俺の携帯は
急にブルブルと震えだす。
ジ「おつかれ〜」
「お!おつかれージェシーどしたの?」
電話の相手はジェシー。
何かと思えば、彼はナチュラルにhappybirthday〜!と陽気に祝福してくれて、すぐさまセンキュー!と似せて返したけど。
ジ「今日って慎太郎誕生日じゃん、なんか予定あんの?」
「別に。午前中に仕事あるけど夕方からは無い」
え!?愛しの彼女と過ごさないの?
最近ジェシーはAのことを“愛しの彼女”って言う。
前に理由聞いたら 名前バレを防ぐためだよ、って言ってたけど、そもそも彼女がいること自体バレたらダメなんだよ。
そうつっこんだら あっ!そうか!Ahahahaha〜!って笑うだけで全然辞めようとしない。
「向こうは俺が誕生日って知らないからな」
ジ「えぇー?まじで?教えとけよ」
「自分から言うの嫌じゃん」
ジ「そうか?」
じゃあ夕方から会おうよ、ってジェシーに誘われて
俺はすぐに承諾した。
「今日会えないかな、と思って予定聞いたけど仕事って言ってたしねぇ…」
ジ「愛しの彼女?」
「うん、そう………って、その呼び方長くね?」
うん、長い。って抑え目の笑い声が聞こえてきて
つられて俺も笑う。
ジ「じゃあ明日仕事終わったら連絡してよ」
「ん、おっけー。」
じゃ、おやすみ。と電話を切った後、
俺のLINEの赤い通知は消えることがなかった。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - じぇべさん» コメントありがとうございます!やばいです!まじで!(笑)とにかくTVerで何度も見まくってます。私的ベストof沢田は3話です(聞いてない) (2020年6月20日 15時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - めいさん» 嬉しいです!ありがとうございます!後光見えますね確かに!(笑)クールなリーダーのくせしてヤンクミのこと大好きとか…ずるい設定!!爆笑 (2020年6月20日 15時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ゆんてゃさん» 好きだなんて…ありがとうございます!(´TωT`)気が合いそうなら仕方ないです、今からサシメシしましょう(冗談)wwwwwww (2020年6月20日 15時) (レス) id: 7d431f17aa (このIDを非表示/違反報告)
じぇべ(プロフ) - 初コメです!いつもの楽しみに見てます。ごくせんの潤くんやばいですよね!帝王感大好きです…… (2020年6月20日 14時) (レス) id: ba4b400b90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - この作品大好きです!だからこれからも読ませていただきますね!ごくせんの松潤、私には後光が見えました笑 (2020年6月20日 13時) (レス) id: 80de75d42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶-アゲハ- | 作成日時:2020年6月6日 1時