２人目の王様『ハイキュー』

真っ二つ ページ9

貴「ま、スグに終わるか・・・」

全「ゴクッ)・・・」

貴「俺は、中学のときは女バレ部員兼男バレマネージャーでした
なんか、変な異名もありましたが・・・・
とりあえず、部活ではいつもレギュラーでした
男バレの試合の翌日、女バレの試合の１日前―――
悲劇は、起こりました
俺は・・・

チームメイトに、左目をナイフで切りつけられたのです」

全「！？」

日向「そ、そんな・・・」

貴「このことは表ざたにはなりませんでした
その子は少年院にいったのか、どうなったかは分かりません
で、治療やら手術やらでいろいろあって学校には行けませんでした
もちろん、試合に出ることはおろか、ベンチにすら入れませんでした
・・・これだけです。満足ですか？」

菅原「どうして・・・そんなことに・・・」

はぁ、まだ聞くのか

貴「ただの嫉妬ですよ、もう
同級生でしが、俺が居るせいで試合に出れない
俺が居なければ試合に出れる・・・そう思ったんでしょう」

田中「女バレ・・・まさか！『北一の破壊王』か！？」

貴「あぁ、はい。そうです。女バレと男バレのＷ王様でちょっと有名でした」

澤村「それなら俺も知ってるぞ
普通なら、『王女』のハズだが、力がもう女の域を超えているから『王様』・・・と」

貴「よく知ってますね。『破壊王』の由来・・・知りたいですか？」

日向「知りたい！」

よし、全開でやるか

貴「影山、頼む」

影山「・・・おぅ」

・

ダン、ダン

影山「いくぞ」

ポーン

フワッ

貴「ヒュッ」

ドパァァン

ドゴォッバァン！

スタッ

貴「・・・分かりましたか？」

Aのうったボールは

キレイに真っ二つになっていた

日向「真っ二つ・・・」

貴「こうなるから、高校になったら男バレでやれといわれました」

田中「すげぇな・・・おい・・・」

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