寂しがり屋 ページ3
JJ｢ふぅ〜……｣
かすかな物音がして、彼の寝室を覗くと
腕をおでこに乗せて、小さく息を吐いた彼
帰ってきてから2時間ほど眠ったから
そろそろ目が覚めたのかな……
彼が眠っている間に、消化の良い食事をいくつか用意しておいた
でも、彼から呼ばれるまでは寝室には入らないように
ドアをそっと閉めて、ダイニングの椅子に座った
目が覚めても、横になっているだけで体には安静になるから
今は邪魔をしたくない
それからダイニングで、スマホで調べ物をしていると
少ししてジェジュンから着信が入った
それに直ぐに出ると
JJ｢あれ？今Aどこ？｣
私の着信音が聞こえたのか、彼は一言目からそんなことを言った
｢ドアの向こうに居るわよ｣
JJ｢あぁ、居たのか｣
｢お水飲む？｣
JJ｢うん、お願い｣
｢食欲は？｣
JJ｢まだ、後で良い｣
｢分かった｣
彼のお水を持って寝室のドアをノックする
ｺﾝｯｺﾝｯ
ｶﾞﾁｬ
部屋に入ると、ベッドのヘッドレストを背もたれにして座っていた
｢体の調子はどう？｣
お水を差し出しながら彼にそう聞くと
JJ｢ダルイ｣
差し出したお水を受け取りながら答えた
｢睡眠、最近ちゃんととれていなかった？｣
ベッドの下に膝を付くようにしゃがみ込んで彼の目線の下に入る
JJ｢うん。一人だと色々考えちゃって。
考え出すと眠れなくなって、気が付くと朝｣
｢辛かったわね……。気付けなくて、ごめんなさい｣
JJ｢なんでAが謝るの？(笑)
俺が眠れなかっただけなのに｣
｢気付いたら、眠りやすいように温かいものを飲んだりとか……出来たのに。
やれることはしたいと思うから。｣
JJ｢っ……｣
｢ごめんなさいね。｣
心から、私はそう考えている
私のプライドにかけて
すると、彼は少し微笑んで言った
JJ｢っふ(笑)
じゃあさ、遠慮しないで甘えてもいい？｣
｢ん？遠慮してたの？｣
JJ｢うん、してた(笑)
Aが、『一応女なのよ！』って言ってたから｣
｢ふふっ(笑)
それで？何を甘えたかったの？｣
彼の要望に、出来ることは応えようと思っていた
寂しがり屋の彼が、これからは不安で眠れない夜を過ごさないように
JJ｢俺がこの部屋にいるとき
Aもずっとこの部屋にいて？｣
｢えっ？｣
JJ｢俺が起きてから、眠るまで｣
彼には、『お姉さん』よりも『お母さん』が必要なのかもしれないと思った
｢分かりました。仰せの通りに｣
JJ｢っふ(笑)｣
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みきぽん(プロフ) - １人ってほんっとに淋しい。『寂しいとウサギってしんじゃう』っていつも思ってる私です。←卯年じゃあないけど(-_- ;) (2020年4月22日 13時) (
レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンをどうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)> (2020年4月21日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 入隊前は色々ありましたからね〜 (2020年2月27日 14時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ガンバってるジェジュンが笑顔でいることの私たちの幸せとすでに祈りのような想い…ヒロインの心持ちに私の気持ちをたぶらせてしまって…切ないです (2019年11月27日 17時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 心の拠り所、っていうんですかね。人の強さって、そんなのも影響するんではないかと。 (2019年11月27日 14時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月14日 11時
