灰谷兄弟は実は三つ子だったようです

キレんなよ ページ9

朝起きて学校に行って帰ってくる
ずっと3人で行動している。

一緒に暮らし始めてから一ヶ月程経った
とある日。

『蘭！その怪我…！大丈夫なの？』

蘭「大丈夫」
蘭は珍しく(もないかも)気が立っていた。

『大丈夫じゃないでしょ、また喧嘩したの！？』

蘭「…」

『何とか言ってよ!!』

蘭「うざ」

『はぁ？こっちは心配してるの』

蘭「余計なお世話だっつってんの」

『何その言い方』

険悪なムードに竜胆はアタフタしている。

蘭「どっかいってくんない？」

『は…』ブチ

『なに…どうせ負けたんでしょ。だからって八つ当たり？いい加減大人になれば』

蘭「…ッ…あっそ」

竜「A、兄貴はッ((((蘭「竜胆うるさい」

『蘭なんて大嫌い』




「そんなに嫌なら出てけよ」
『…』
蘭「もともと二人だけで暮らしてたとこにお前が入ってきたんだし」
蘭「やっぱり俺達とは違うんだわ」

『あっそ、じゃあこんなとこ出ていってやる！』



泣きそうになるのを堪えながら自室へ駆け上がる。
最低限の物をバッグに詰めて家から出る。
これ2回目じゃん…


『はぁ、頭冷やそう』

ちょっと離れたところまで徘徊してみようかな
もう夕方だし…あ、彼処、何ていうんだっけ

そう！武蔵神社だ！夜な夜な暴走族が集まっていると噂だ。

正常なJKはそんな危険な場所に行こうと思わないだろう。
だが私は違う
あの灰谷と一緒に居るという事は当然頭もトチ狂っている。

『よし！決めた！武蔵神社行こ〜♪』

メガネ掛けようかな…→←休日の過ごし方

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す