灰谷兄弟は実は三つ子だったようです

猫かぶり ページ5

先生「今日は転校生を紹介します。入ってきていいよ」

『はい。失礼します
　〇〇高から転校してきた灰谷Aです。
　よろしくお願いしましゅッ』待って…噛んだ

シーン

そしてクラスからどっと沸き起こる笑い

先生「…灰谷さんの席は窓側の一番後ろね」

先生…あんたも笑ってるのか
バレてんぞ
『はい』


先生「これでホームルームを終わりにする。」





恥ずかしい…詰んだ


女子A「灰谷さん！よろしくね！」
女子B「その制服可愛いね！」
女子C「その前に灰谷さん自体が可愛い！」
女子がワラワラと集まってきた。

いつの間にか私の席の周りには女子がほぼ全員集まっていたようで質問責めにあっていた。


女子A「灰谷さんってあの灰谷兄弟と関係あるの？」
『うん、三つ子の真ん中だよ』

女子達「「えぇぇー」」←相槌みたいな
女子A「何かあったら何でも言ってね！」

『うん、ありがとう。私も皆とはやく仲良くなれたらいいな』
女子B「イイコ…好き」


先生「授業始まるぞー」
女子達は自分の席に帰っていった
猫かぶり？そんな事知らんな







しゃあっ！お昼だ

チャイムが鳴り授業が終わった瞬間
『蘭！竜胆！ご飯食べるよ!!』

竜「はやっ、良いけど」

蘭の机に集まりお弁当を食べる

蘭「これAが作ったの？」

『そだよ』

蘭「竜胆の次に美味しい」

『普通に嬉しい』


蘭「てか自己紹介緊張し過ぎじゃね」

『うわ、それあえて触れなかったのに』

蘭「だって面白かったんだもん」

竜「それな」

『悪魔共め』



その後普通に帰った。
徒歩？というか電車通学なので

『どっか寄っていこうよ』

蘭「どこ行くの」

『ゲームセンターってやつ』

蘭「え、まさか行ったことない？」

『ほら、ちょっと厳しいじゃん？』

蘭「あ〜…確かに」

『ゲームかぁ、輪投げとかならやったことあるよ』

蘭「そんなのどこで役に立つんだよ」

『輪投げナメんな、カラフルだぞコラ』

竜「どこで威張ってんだよ」

『一回も成功したことないけどね』

竜「何もできねーじゃん」

『そんなことないもんねーシャボン玉なら出来る
　私の作るシャボン玉大っきいんだよ』

蘭「しらねー」

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