灰谷兄弟は実は三つ子だったようです

雪が降った日の出来事 ページ33

学校が終わり帰りの電車に乗る
少し雪が降っていて寒い(ので竜胆のマフラーをぶん取る←最低



今日は寒い中体育で全力疾走した為疲れた
あー家帰ったら寝よ
とかぼんやり考えているAの両脇には
最近毎日マジメに学校に一緒に来てくれる兄弟達


もう12月も終わりに近づいているというのに決まらない進路、拗れた家族関係、切りすぎた前髪…

このままで良いのだろうか…






考え込んでいるうちに駅へ着き
電車から降りる

『竜胆寒そうだね』

竜胆「そう思うならマフラー返せよ」

『家に着いたら返すね』

蘭「竜胆いつも温かいしダイジョブっしょ」

竜胆「流石に俺でも冷たくなってるわ」

『わっ！』
イテテ…とゆっくり立ち上がる

蘭「うわ、ビックリした
　 コケたの？ウケる」

竜胆「ダサー」

『心配どころか手も貸してくれないとは…なんて兄弟だ』

蘭「Aだからな」

竜胆「そうだな、Aだしな」


家に帰ってから気づいたが、膝からめっちゃ血出てた


『竜胆！竜胆！ついでに蘭
　雪沢山積もってるよ！外出てみようよ』

竜胆「うわっめっちゃ積もってんじゃん」

蘭「ついでって酷くね？」

(((あれ…今更忘れてたけど家マンションでは？
　………気にせずいきましょう)))

竜胆「てかこんな寒いのに外出るわけねーだろ」

『大丈夫、竜胆は意地でも連れてく』

蘭「俺は？」

『間に合ってマス』

蘭「OK 3時間は帰ってくるなー」

『ゴメンナサイ』


だがまあ折角こんなに積もったということなの3人で近くの空き地に来ています(?)


『痛ッ!!何々！？』

蘭「ははっ！だっせーなA！」

竜胆「姉貴もやられた？w」

『この暴力兄貴め』

蘭「2対1でも負ける気しねー」

竜胆「雪合戦かっ？」

蘭「負けた奴坊主な」

竜胆「いいぜ」

『はっ？その罰ゲームは大きすぎるって(((((顔面に雪玉クリーンヒット』

蘭「Aもう終わりかぁ？」

竜胆「しょうがないよ、だって姉貴弱いもんw」

『ほぉ…？やってやるよ不良共ー！
　コテンパンにしてやる(フンッ』

蘭「掛かってこいよ(笑)((扱いやすいわー」



その後
無事Aが負けた
罰ゲームは前髪を生え際辺りで切るというものに変更されたのであった。

翌日→←クリパしよーぜ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す