灰谷兄弟は実は三つ子だったようです

うさ耳は正義 ページ14

生徒「何にする？」

　 「だからメイド喫茶やろうって」

女子「却下」

速攻却下されてて草

女子「劇は？」

女子「あ、それ隣のクラスがやるらしい」

男子「じゃあメイド喫茶だな」

女子「お化け屋敷とかはどーかな」

相手にもされてなくて草越えて森

『一年がやるらしい』


女子「喫茶系やりたいなぁ、夢だったんだ」
可愛い

『うさ耳…とかどう？』

女子「うさ耳！メイドコスは予算的に無理があったけどうさ耳ならいけるし」

女子「ナイスゥ」

女子「じゃあケモミミカフェなんてどう？」

『いろんな動物が居るのはイイね！』

女子「じゃーケモミミカフェで！異論のある人は？」

男子「メイドはー？」ブーブー


女子「あ゛？」

男子「………ケモミミさんせーい……」

女子「だよね！ありがと！」

男子「あいつ怒らせたら怖いぞ」

『接客と厨房に別れよっか』

男子「じゃー俺厨房で」
オレもー
ほぼ男子全員厨房希望だそうで

女子「男が接客行ってもムサイだけだから厨房でいいよね」

女子「まあ大体決まったかな、蘭と竜胆はどうしよう」

『聞いておくよ』
憂さ晴らしに接客に出そうかな(へっへっへー

男子「じゃあ俺先生に報告してくる」








そして学校が終わって
真っ直ぐ帰らずにカフェに入る

『はあぁぁぁぁ〜………………』
店員もびっくりするほどのデカいため息をつく。

適当に飲み物を頼んで携帯を開くとこれまた大量のメッセージ達

いや…しょうがないじゃん
学校だったから電源切ってたんだよ許して

もういちいち確認しない

蘭 と書かれた宛先とにらめっこし
意を決して電話を掛ける。

「お掛けになった電話番号は(((」機械音
勢いよく携帯を閉じた。

なに…意味分かんないし

竜胆にかけ直したほうが良さそう

Prrrrrr
『出るのはやっ、もしもし？』

竜「姉貴！？？もしもし？？？」

『落ち着きなって』

竜「今どこ居んの？迎えに行く」

『やだ、そんな事の為に電話したんじゃない
　文化祭の役割決め、接客か厨房か考えておいて
　ってあんたの兄貴にも伝えておいて
　あと、学校来なよ
　バイバイ』

竜「待ってよ姉貴…」

プチ

…容赦ねえなって思うけど…竜胆ごめん迷惑かけて

身長高い奴からのチビ呼ばわりが一番傷つく→←文化祭に向けて

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