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11th ページ11










あれから数日、何事もなく過ぎていた日々の中で
きっと今日は 特別な日になる。


日が落ち始めた 午後6時
指導で行った日と同じ道を 今日は勇人さん達と歩く



「いよいよ今日、ですね」

G6「せやな、どうなるんやろ」



いよいよ Alstroemeriaのオープンまで後1時間
オープンのセレモニーの為に仕事を切り上げ、
勇人さんと山口さんとお店に向かう。




G102「今日は勇人も店出るんでしょ?」

G6「そうっすよ、ほんまめんどい…なんやねん」

「勇人さん落ち着いてください、ここは道路です」




口を開けば 「帰りたい」
そんな人が今からお店に立って、お客さんを喜ばせるなんてどこに想像出来る要素があるんだろうか、




Alstroemeriaに着くと 緊張した面持ちの
中田さんに出迎えられる。



F6「今日はありがとうございます」

G6「ええ感じになっとるやん、いけるいける!」

F6「いやいや、ほんとにもう皆ガッチガチで笑」



店頭で話し出した 3人を置いて、
1人先に店の中へ向かう。



「泰示さん!!」

F5「お、A。勇人さん達は?」

「入口で話してますよ。」

F5「そっか、また後で挨拶行かなきゃな」

「泰示さん、緊張してますか笑?」

F5「そりゃあ、店立つの久しぶりだし、ね?」

F7「泰示さん、矢野さんが探してま…Aやん!」



泰示さんとたわいもない話をしていると、
やって来たのは遥輝。



F5「じゃあ、俺ちょっと行くね」

「今日はラストまでいるんで頑張って下さいね!」



そう言って キラキラのスーツを着た泰示さんが
店の奥に戻って行くと 残されたのは遥輝と私。



F7「久しぶりやな、元気しとった?」

「うん、人生で1番元気かもしれない」

F7「なんやそれ、今日Aもスピーチすんの?」

「ううん、今日はもっと偉い人達いっぱいいるから」




初めこそ うるさい関西人という印象が強かったけど
話しているうちに分かったのは、
実際には考え方が凄く大人で しっかりしていて、
慎吾が懐いていたのもなんとなく納得できた。



G6「A〜、集合!」

「あ、呼ばれてる…
じゃあ遥輝の勇姿を目に焼き付けとくね笑」

F7「何でやねん、まぁAの為に見せてやるわ笑」









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作者名:富夢 | 作成日時:2018年8月17日 22時

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