つ な ぐ 。

気づいて T#1 ページ3

先生と生徒パロ/ 苦手な方はお避けください



(気づいて)



「A！A！！」



「ん〜あとちょっと」



「何があとちょっとだよ、授業中に寝るなんて」



「えっ！！」




やらかしました、私。

授業中に寝るなんて、よりによって鳥谷先生の授業…笑えない……



「放課後研究室な、」


「はいAどんま〜い 笑笑」


「笑ってんなら起こしてくれてもよくない？？」


「だって気持ちよさそうに寝てるし 笑」



なんでこんなタイミング。


数日前からわざと距離置いてたってのにさ…





コンコン


「失礼します」


「ん、座れ」


久しぶり見る先生はやっぱりかっこよくて、


「久しぶり」



「お久しぶりです。」



目を合わせると自分の意思が揺らいでしまいそう。



「単刀直入に聞いていい？先生としてじゃなくて俺個人の問題として。」



「…」



「なんで避けてんの」



「なんでって、先生が悪いじゃん」



「俺今先生として話してない、」



「たかしさん。」



「そ、で俺なんかした？」



「この間だって、可愛い女の人と歩いてたし、もうやめよう。釣り合わないのなんて分かりきってるじゃん」


「は？何でそうなるの」


「否定しないって事はそっちだってそう思ってるんでしょ！もういやだっ！」


「ちげぇよ、話し聞け。あれは荒井先生の奥さん、誕生日のプレゼント相談してやったの、」


「でもっ、もう辛いの。やだ。私なんかといたら幸せになれない。」


「あのなぁ、こっちだって余裕なんかねぇんだよ」



そう言って近づいてくるたかしさんはいつもと違う目をしていた。



「こっちはいつだって準備できてんだからな」



「私だって余裕なんかこれっぽっちもない」



「俺だってだよ」


そう言って、いつもと違う苦しいキスをする



「んっ、たかしさんっ、くるしっ、」



「俺はお前を話すつもりなんかないから。」


「気づいてよ、私の想い。」



「だいすきなんだろ？」

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