つ な ぐ 。

だいすき G#6 ページ2

( だいすき )




「おはよ」


いつものようにAに起こされて1日が始まる。


「ふぁ〜おはよ」


なんとなくのこの日常が俺にはとても大切なわけで。


出会った頃から変わらない、_プロ野球選手の坂本勇人_じゃなくて一人の人間としての俺を見てくれる、そんなAが好き



「なにしてるん？早く起きないと遅れるよ」


「おん。」



普通の日常を送らせてくれるAは今までの女達と違って、大切にしなきゃいけない。


俺の中に芽生えた、初めての感覚だった。



「おはよう」


そういいながら抱きつくと照れたようにするのも変わらない


「いつまで照れんねん」


「勇人がカッコいいのが悪いと思わない？」


「生意気なこと言うやん。襲ってやりたい」


「朝からバカじゃないの 笑」


「本気なんやけど 」


「今から試合なんに何考えてるんよ変態。」



関西人だから、気があったのかもしれない


でも今は思う。



Aと出会えてほんとによかった って。



「勇人」


そう言われて振り返ると不意にキスをするA


「どこでこんなん覚えてきたん 笑」


「勇人とおるからよ。」


「ありがたい言葉やんな。」


「ご飯冷めるよ」


「急やな」




照れ隠しってことぐらい、すぐわかる。

だから今度は俺が。


「A」


「んっ」


「大好きやで」

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