七拾 ページ25
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今までの接吻が当然の様に呑気に感想を言う累。
別に接吻に関しては良いけどさ、なんで皆許可を取らないのかな?
『そりゃどうも。』
累「怒らないの?」
『何が?』
累「接吻して血を貰った事。」
『別に怒る事じゃないし。あ、でも今度この方法でするなら先に声掛けてよ?』
累「……また接吻しても良いの?」
『んーまぁ、出来るだけはしないで欲しい。』
累「何で?僕は嫌?」
『いやさ、接吻は累が好きな人出来た時にその子にして欲しいから』
累「…変なの。」
そう言ってそっぽ向いた。
何気に累、接吻上手かったんだよね。
し慣れてるのかな?
でもまぁ流石に吃驚したわ。まだ口の中血の味する……。
そして何気に定位置になりつつある小屋の上に座った。
累「Aはあやとり出来る?」
『出来るけど二人あやとりはやった事ないよ?』
累「じゃあ教えてあげるからしよ?」
『いいよ。』
こうして累のあやとり講座が始まった。
『あれ?ここどうすんだっけ?』
累「そこは交差してる所を両手で摘んで下から掬い上げる。」
『こう?…お、出来た!』
累「Aって覚えるの速いんだ。」
『まぁねー、小さい時から本ばっか読んでたから暗記は得意っす!!』
累「…………僕は人間の頃何してたんだろ…。」
累はあやとりを辞め、考える様に下を向いた。
そして、はっと、何かを思い出したかのように顔を上げた。
累「初めて会った時、人間の頃の事思い出したいかって聞いたでしょ?あれうん。って答えてたら何かあったの?」
そう言えばそんな事言ったなぁと記憶を探る。
『僕の呼吸の型の中に、相手の最も大切だった、大事だった事を引き起こし精神を動揺させ、頸を落とす攻撃って言うのがあるんだけど、
頸を斬らずにその型を使えば記憶だけ思い出せるって事で。
思い出したいならやって見ようかと。』
累「そのまま僕の頸斬ったりしない?」
首を傾げながら聞く累。可愛い♡←
じゃない違う。
『するわけないよ。どうする?』
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時