【ヒロアカ】双子って何もかも同じじゃなきゃダメなの？【暗殺教室】4 (ページ49)

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番外編:轟くんと4 ページ49

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轟「お母さんに良く学校の話とかクラスメイトの話とかするんだ。

で、体育祭を見てたお母さんが前に1回会ってみたいって言ってたんだ。」

あ……あーね。

まぁそりゃ深い意味なさそうよねぇ。

てか轟って意外とマザコンだったりする…？？

1回言ったこと覚えてるんだ……。

まぁ、時間もあるし断る理由もないし…。

折角、ってことでいっか。

……絶対美人なんだろうな。

『いいよ。折角だし会わせてもらおっかな。』

轟「ほんとか？」

返事をすれば、轟は顔をパッと明るくさせ少し微笑む。

まぁ周りから見たらあまり感情が出てないようにみえるんだろうが。

こっちだ、と私の服の袖を握って先導を行く轟の頭とおしりには見えないはずのしっぽと耳が見えた。

入院棟へ移動しエレベーターを使って上がり、その病室へ案内される。

病室棟の入口、受付、というかナースステーションで首から下げるカードを貰う時に名前を書いてる間、受付の人は轟と喋っていた。

パスを首から提げ、轟のお母さん。冷さんの部屋へはいる。

扉の音で振り向いた冷さん。
窓から入る光が冷さんを包み込んでいて、凄く輝いて綺麗に見えた。

冷「焦凍の彼女さん？」

まぁ聞かれると思ったよ。

いやそりゃ息子がいきなり女連れてきたらそう思うわな。

まぁお生憎様付き合ってわないですね。はい。

轟「…いや、クラスメイトだ。」

冷「緑谷Aさんよね？体育祭テレビで観たわ。1位おめでとう！」

『っ……ぁ、ありがとうございます。』

…ここにも、私の望む言葉を言ってくれる人がいた。

…お母さんが全てじゃない。

お母さんじゃなくても私を見てくれてる人がいる。

今日は、いい日だな。

この日、轟と少し仲良くなれた、気がした。

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