番外編:轟くんと3 ページ48
･
轟「やっぱ、緑谷とは真逆だな。」
『……は？』
私の耳に入った、私の大嫌いなことの部類。
出久との比較の言葉。
……それは、
”出久と比べて”無関心だな。？
”双子なのに”性格は反対だな。？
……そういう事？
『…轟も私を出久と比較するの？』
轟「……いや？そういう意味で言ったんじゃない。」
『じゃあ何。』
轟「ていうか別におかしい事じゃねぇだろ。
俺だって今まで人の家庭のこととかどうでもいいって思ってた。
緑谷兄とも双子だって言っても別人だし性別も思いも考えも違うんだから性格が反対でも別におかしくないだろ。」
…！！
当たり前だろ、と言わんばかりの顔で言う轟。
確かにそうだ、いや、もしかしたら私は私を縛っていたのかもしれない。
周りだけじゃなく私自身が出久と比較していたのかもしれない。
なんか、私の中にある絡まっている紐が少し解けたような気がした。
『……ありがとう』
今度は、こっちがお礼を言う番。
そのささいな言葉に救われた。
私の予約番号が呼ばれ、中に入る。
検査を終え、結果を聞き、何も異常がないと言われ安心した。
まぁそれとは別に突発的な頭痛が最近起こるので頭痛薬を処方してもらい、外に出る。
受付で会計を済ませ、カバンを整理しようと待合室の椅子まで行くと、戻ったと思っていた轟がまだいた。
『もう20分過ぎてるけど…戻らなかったの？』
轟「お前を待ってた。」
『…私？』
轟「折角だから俺の母さんに会っていかないか？」
……なんで私があまり接触がなかった轟のお母さんと会うの？？？
折角とは？？？
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わら - かっちゃん！ (2022年10月13日 11時) (
レス) @page33 id: eae67334a1 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - カルマ君一票！よろしくお願いします(@^▽^@) (2022年9月9日 20時) (レス) @page1 id: e88c54b2c7 (このIDを非表示/違反報告)
わお - 出久とその母まじイラァって来る (2022年9月5日 5時) (レス) @page16 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 爆豪勝己に1票‼️ (2022年5月18日 18時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - 大丈夫だったらかっちゃんに1票お願いします (2022年5月10日 20時) (レス) @page30 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2020年6月20日 21時
