【ヒロアカ】双子って何もかも同じじゃなきゃダメなの？【暗殺教室】4 (ページ39)

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学校なんていい例よ。

個性を見せびらかせて弱いものの優位に立つ。

気に食わなければ個性で脅す。

個性でいじめる。

そいつらは敵(ヴィラン)じゃないの…？

烏間「……さん、……、」

ヒーローは表しか見ない。

裏を分かっていながら、、理解していながら…何も、しようとしない…！

全員救ってるなんて息巻いて、救ってるなんて思い込んで…

町はまたヒーローを正当化する。

そしてまた小さい被害が出て溜まっていく…。

無自覚で、目的も意味もないままただ欲を吐き出すだけの奴らなんかよりも…

何か目的を持って組織として、敵(ヴィラン)だと言うことを自覚して行動している死柄木達の方が…私には……私にはよっぽど…ヒーローに…

烏間「…さん、…Aさん！」

『っ…はい？』

烏間「どうしたボーっとして。やはり疲れたのか。」

『いえ、大丈夫です。』

私は…何を考えていた？

烏間さんに名前を呼ばれても気づかないなんて…。

でもさっきのも…私の本心…

いやいやいや！
今の私はヒーロー志望な訳、腐っても嫌でもヒーローの卵、

私の野望のためにも今はそんな事…考えてる場合じゃない…。

そしてボーっとしてる間に声が増えていることに気づいた。

女の人の声、気配も合わせれば間違いなく母だ。

引子「出久…もうやだよ。お母さん、心臓もたないよ…」

相変わらず、泣きながら出久だけを心配する。

私も敵(ヴィラン)と遭遇したことを、知っているはずなのに。

引子「帰ろう？出久…。」

出久「待って、Aがまだ…」

引子「Aはいいのよ。警察の人が送ってくれるわ。

出久が無事でよかった……。」

そういって2人は用意されたパトカーに乗って送られて行った。

分かってた…分かってたけど、少しくらい心配してくれても良かったんじゃない？

なにが私はいいの、よ。

ええ。大丈夫ですよ、貴方に心配されなくても私は平気。

平気になった。平気にならざるをおえなかった。

心配されなくても平気、何も…悲しくない。

大丈夫。

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