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Aside
空いてる席を探した。
やっぱり人は多くて、当たりを見渡せば丁度1席空いていた。
そしてその空いてる席の隣には見覚えのある紫のもしゃもしゃ頭。
『人使。』
人使「A。飯、今から？」
『そう。隣、いい？』
人使「あぁ。」
許可を取って隣に座る。
私は煮魚定食。人使は親子丼。
人使「今日の放課後、A組に宣戦布告しに行く。」
『凄いいきなり。体育祭、編入する為だっけ？』
人使「…うん。あ、そう言えばAの個性ってなんだ？」
一旦箸を止めて私の方に身体を向ける。
『あー、言ってなかったっけ？私は無個性だよ。』
人使「……は？」
『個性無いんだよねぇ』
人使「いや……え？」
『信じられない？
んじゃあ入試ん時、私が人使助けた時何を使って何でロボを倒した？』
人使「…銃と爆弾？」
『うん、まぁ正解。手榴弾ね。
個性無いから武器に頼ってんだ。』
人使「…………俺はこの個性のせいで今まで……」
自分の手を見つめ悲しいようなトーンで口を開く。
私もご飯は大体食べ終わり、人使の話を聞く。
『そっ…か。でもさ、私からしたら人使の個性、凄く羨ましい。
皆が当たり前に持っている物が無いからどんな個性であっても羨ましいと思っちゃう。』
人使「わりぃ」
『あのね、私の恩師が言っていたんだけど、
どんな有能な物でも無能な物でも本人の使い方1つで変えられる。自分の望むように自分の思うままに、人を守る為に使いなさい。
って。
人使はヒーローを目指してるんでしょ？』
人使「ああ。」
『なら、人使は悪い事には使わない。
だって、こんなに綺麗な目をしてるんだもの。』
私は人使と目線を合わせ、真っ直ぐに見つめる。
人使「目？」
『真っ直ぐ、前を見て目標に向かって走っている綺麗な目。
他人が否定しても私は否定しないよ。勿論人使自信も否定しちゃダメ。』
人使「A……ありがと」
『いいえ。』
人使も食べ終え返却口に持って行く。
あと数分でチャイムが鳴る。
教室に向かって並んで歩いた。
『あ、そうだ。』
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カフェ(プロフ) - インコさんこんな奴だったけか…？ (1月26日 17時) (
レス) @page4 id: df2aa3c6fc (このIDを非表示/違反報告)
sky - オチはカルマがいいです。凄く面白です。これからも頑張ってください (2022年5月23日 21時) (レス) @page29 id: eb628d450e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ - 堕ちはバクゴーが良いと思います！凄い面白いです！最高です！ (2020年10月1日 21時) (レス) id: f425f990e3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» こんばんは。【ヒロアカ】双子って何もかも同じじゃなきゃダメなの？【暗殺教室】を一通り読みました。すごく面白いです。夢主ちゃん、体育祭どう活躍するのか見物です！。あと鬼滅の刃の夢小説の続きお願いしますね (2020年1月28日 18時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ますだかおり(プロフ) - 引子ヤベェちょっと死ぬか 教育委員会に訴えてくれんかな (2020年1月18日 16時) (レス) id: c4f3cb5b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2019年12月9日 21時
