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「轟君」
「なんだ？」
「君が和楽さんと何かしら噂が立つたびにうちのクラスはざわついて殺気立つの」
「どういうことだ？」
「みんな和楽さんが羨ましくて嫉妬するんです。普通科にとっては何よりも大事な勉強も手につかなくなるほどに」
一学期の中間ではありがとうございました。
あの時はこんな大事になるなんて思っていなかったから、“いいぞもっとやれ”って応援してたけど、今は“頼むから自重してくれ！！”と心の奥底から叫んでいる。
「覚えてる？轟君が１人で私の教室に訪ねてきた時。あの時も女子からすんごく睨みつけられてたんだからね。私、海に沈められるんじゃないかってビクビクしながら自分の席に戻ったんだから」
「……悪ぃ。全然気に留めてなかった」
実はまだ根に持っていたので八つ当たりするように軽く責めるように言えば、申し訳なさそうに謝ってくれた。
これくらい言えば分かってもらえただろうか。
「Aはそのファンクラブのやつらが怖いのか？」
「まぁ……そうだね。トラウマが蘇るっていうか」
小学校の時はあとちょっとで卒業って時期だったから耐えられたけど、まだ２年半あるしなぁ……。
「だから轟君。お願いがあるんだけど」
「なんだ？」
俺にできることなら、と期待を込めた眼差しを向ける轟君に私は言った。
「学校には別々に帰ってもらえると助かります」
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ルカ(プロフ) - 凄く面白かったです！続きって、もしかして書いてる途中とかですか？もしよろしければパスワードを教えて欲しいのですが…… (2022年12月17日 15時) (
レス) @page47 id: beae32e85e (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶蘭 - とても面白いです！ もしよければパスワード教えてくれませんか？ (2022年12月1日 18時) (レス) id: a09ef68964 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - パスワード教えてください (2022年11月27日 12時) (レス) id: 228e003102 (このIDを非表示/違反報告)
ONE(プロフ) - おもしろすぎて一気読みしました！！続きが気になるので良ければパスワード教えていただけますか、？ (2022年11月22日 2時) (レス) id: 84fb9e1ce2 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - すごく面白かったです!!!なんでこんなに面白い作品が書けるんですか!?尊敬しかないです、2日で読み切りました！良ければパスワード教えて頂けないでしょうか？ (2022年11月21日 21時) (レス) @page47 id: ec9644f59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2020年10月12日 0時
