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「い……今、私のことなんて呼んだ……？」
「…………よ、養命酒ちゃんって──……」
「なわけあるかい！下手な誤魔化ししてんじゃないわよ！！あんた今はっきりと私のことを『夢主』って言ったでしょ！！」
私の精一杯の誤魔化しも虚しく、夢主ちゃんは一気に捲し立てた。
余裕のある態度から一変。
プルプルと体を震わせ、私の視線から隠れるように机の向こうにしゃがんで隠れた。
「そう……だからアンタはヒーロー科を受けなかったんだ。普通科って……バカにしてるの？私が必死になって轟君の気を引こうとしていたのを陰で笑ってたんでしょ？」
「いや……そんな……ことは……」
ないよ……と、胸を張って言えないので私の言葉は尻すぼみになり、結局最後まで言葉にはできなかった。
そんな私を見て夢主ちゃんは屈辱的な表情を浮かべた。
「こ、」
「こ？」
「こンのクソがあああぁっ！！」
「ええ！？」
突然、爆豪君のように雄叫びを上げ出した夢主ちゃんは机に自分の頭を叩きつけはじめた。
それはもう容赦なく額を角にガンガンと。
何これカッターキャーの別バリエーション！？
やめてやめて！この状況で目撃されたら確実に私が悪役じゃん！
「お、おお、落ち着いて！夢sy──和楽さん！」
「ああああ！もう！全然うまくいかないじゃない！なんなのよこの世界！！」
「ストップストップ！」
夢主ちゃんの奇行に驚きつつも、ひとまず自傷行為を阻止するために机から引き離した。
「何よ！神様のうっかりで死んじゃったんだからチート転生で第二の人生を好きに生きたっていいでしょ！？夢主としての人生を楽しんでもいいじゃない！！好きなキャラとイチャイチャしたっていいじゃない！！」
「うん、そうだね。だからせめて声のボリュームを……」
神様とかチート転生とか夢主とかキャラとか叫ばないで！
この会話を聞かれたらヤバイ薬をキめてる人に思われちゃうじゃない！
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明日羽(プロフ) - とても素敵な作品でした！意外な展開が多かったですがとっても面白かったです！！出来ればパスワード教えて下さると、嬉しいです (2022年8月14日 10時) (
レス) @page49 id: 671ce2cf6e (このIDを非表示/違反報告)
りか - パスワード教えてください。 (2022年8月11日 11時) (レス) @page49 id: bde2eebd6b (このIDを非表示/違反報告)
いのり - 面白かったです！続き気になるのでパスワード教えてください！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 11519c5148 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - できれば、パスワード教えていただけると嬉しいです (2022年8月10日 14時) (レス) id: 166c2e2938 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 私もパスワードを教えていただけると嬉しいです (2022年8月3日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2020年8月4日 21時
