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私のクラスは放課後になっても賑やかだ。
なぜかというと、打倒夢主ちゃん集団がお菓子と飲み物を持ち寄って交流を深めているから。
私も一応轟君のファンクラブに属しているけど、最近は強制力のないただの井戸端会議なのでお先に失礼している。
ああ、どうしよう。
夢主ちゃんと轟君が付き合い始めたって知ったら、また変なことに巻き込まれる……。いやだよ〜。
男子は河合君の件を知ってから教室に残る生徒がほとんどいなくなった。
寮の自室か図書室で勉強しているらしい。
それが懸命だよ。
私もこれから自習室に行くつもりなんだけど、肝心のテキストを部屋においてきちゃったんだよね。
いったん取りに帰らなきゃ。
「あ、あれ……？」
靴を履き替えようと下駄箱を開けると、今日履いてきたはずの靴がなくなっていた。
「ねえ、あなたが八千代A？」
「え？」
凛とした声が私の名前を呼んだ。
周囲は授業が終わった生徒たちの賑わいで雑音だらけなのに、その声はまっすぐ私の耳に届いた。
「そうよね。八千代って書いてある下駄箱を使ってるんだから」
「……」
私の靴を持って話しかけてきたのは、今は謹慎中のはずの夢主ちゃんだった。
は？え？なんでここに……？
彼女の姿を見た男子グループはぽっと顔を赤くして、こそこそと会話をしながら通り過ぎていく。
「和楽さんだ」
「いつ見てもかわいい」
「声かけてみる？」
「よせよ！俺らなんて眼中にないって」
「見てるだけで幸せなんだよ。眼福眼福」
そんな彼らを気に留めることもない彼女は、天使とも悪魔ともとれる笑顔で私に向かってこう言った。
「ちょっと話があるんだけど、いいかな？」
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この先について、いわゆる『嫌われ』や『裏切り』等の展開はありませんので安心してください。
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明日羽(プロフ) - とても素敵な作品でした！意外な展開が多かったですがとっても面白かったです！！出来ればパスワード教えて下さると、嬉しいです (2022年8月14日 10時) (
レス) @page49 id: 671ce2cf6e (このIDを非表示/違反報告)
りか - パスワード教えてください。 (2022年8月11日 11時) (レス) @page49 id: bde2eebd6b (このIDを非表示/違反報告)
いのり - 面白かったです！続き気になるのでパスワード教えてください！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 11519c5148 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - できれば、パスワード教えていただけると嬉しいです (2022年8月10日 14時) (レス) id: 166c2e2938 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 私もパスワードを教えていただけると嬉しいです (2022年8月3日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2020年8月4日 21時
