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テスト結果が配られた。
順位は６位だった。
今回もトップいけるんじゃないかと期待したんだけどな。ちぇっ。
まあでも１桁だったんだし、自分へのご褒美にお菓子買いにいこー。
放課後、購買に足を運ぶとシャーペンの芯を買っている轟君がいたので、私は反射的に周囲を見回した。
「どうした？なんか探してんのか？」
「……轟君、今は誰かと一緒？」
「シャーペンの芯を買いに来るくらいで付き添いはいらねぇだろ」
「あははー。うん、そうだよね」
だって最近夢主ちゃんといること多いじゃん？
ついつい警戒しちゃうんだよ。
「Aはなんの用事なんだ」
「私は自分へのご褒美にお菓子を買いに」
「ご褒美？」
「テストでそこそこいい成績とれたから。ありがとね、轟君」
「俺、なんか役に立つようなことしたか？」
「間接的にね……。──あ、このチョコレート！」
「それがどうしたんだ？」
「人気でなかなか買えないの！うわあ、うれしい！これ買おう」
それぞれの買い物をすませて寮に帰る途中、私は我慢できなくてチョコレートの封を切った。
１２ピース入りの四角い形をしたチョコレート一つをつまんで口に入れる。
「ん〜おいしい」
「うまそうに食うな」
「轟君にもお裾分けしてあげよう、はい」
「ん」
チョコレートが入った箱を差し出すと、轟君の顔が近づいてきて私の指にあったチョコレートをぱくっと口に入れた。
……は？
口の中でチョコレートを溶かしながら「甘ぇな」と呟く轟君を見て、私はふるふると震えた。
「あ、あのさ……」
「なんだ？」
「なんで私が持ってたチョコを食べたの？」
「お前がくれるって言うから」
「そうじゃなくて！」
これは次に私が食べようと思ってとったチョコ！
箱を差し出してるんだからそこから取って食えよ！
普通わかるでしょ！？
私は涙ながらに轟君に訴えた。
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明日羽(プロフ) - とても素敵な作品でした！意外な展開が多かったですがとっても面白かったです！！出来ればパスワード教えて下さると、嬉しいです (2022年8月14日 10時) (
レス) @page49 id: 671ce2cf6e (このIDを非表示/違反報告)
りか - パスワード教えてください。 (2022年8月11日 11時) (レス) @page49 id: bde2eebd6b (このIDを非表示/違反報告)
いのり - 面白かったです！続き気になるのでパスワード教えてください！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 11519c5148 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - できれば、パスワード教えていただけると嬉しいです (2022年8月10日 14時) (レス) id: 166c2e2938 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 私もパスワードを教えていただけると嬉しいです (2022年8月3日 18時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2020年8月4日 21時
