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☆☆ 浅い眠りに揺らぎながら ページ14

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「爆豪さんはやっぱりヒーロー志望なんですか?」

「あ?ったりめーだろ。いずれ俺はオールマイトを越えるヒーローになってやんだよ」

「まあ、頼もしいですわね」

「……てめーは?」

「はい?」

「ヒーロー科なのはヒーロー志望だからか?」

「いえ、(わたくし)がヒーロー科を選んだのはヒーローになりたいわけではなく、私の夢を叶えるためにはそれが一番近いと思ったからです」

「は?なんだそりゃ」

「雄英と違って、星麗(せいれい)のヒーロー科はコースで分れています。例えば私はヒーロー科の支援コース」

「あーそういやそんなこと言ってたな」

「私は将来、平和のために活動するヒーローの皆さんに貢献したいと思っています、研究者として」

「研究者?」

「はい。父や兄のようにサポートアイテムを作りたいと」

「ふぅ……ん」




「いつか私が作ったサポートアイテムを爆豪さんに使っていただきたいですわ」

「……てめーが作ったやつ、完成したらまず俺に使わせろ」

「え?構いませんけど……爆豪さんには全然必要ないものかもしれませんよ?」

「それでもだ」

「わかりました。実験台ありがとうございます」

「あ゛!?」

「ふふ、冗談ですって……」







 ☆☆


 夢を見た。


 とても懐かしい夢を。


 静かな図書館の自習スペースであなたと向かい合って話をしている、そんな夢。



 あなたはそこが指定席であるかのように私の向かいの席に腰掛ける。どこの席にいても必ず私がいる場所を見つけてくれる。


 ふとした時に香る甘い匂いが好きだった。香水かフローラル系の柔軟剤を使っているのかと尋ねると、これは彼自身の匂いだと教えてくれた。手の汗腺から出るニトロの匂いだと。


 隣を歩いている時に感じていた微かなその匂いを今でも思い出せる。だからだろうか、夢の中でも彼の匂いを感じることができた。



 とても懐かしくて、落ち着く──……





 ☆



「んぅ……ん?」



 寝苦しくなって寝返りを打つと、固いものに当たった。思いも寄らず私の行く先を阻んだそれは壁……ではない。そもそも私のベッドは壁に沿っていない。だから壁に当たると言うのはあり得ない。


 きっと仮眠室のベッドで寝てしまったのだろう。そう結論づけてもう一度眠りにつこうとしたが、頭のどこかで警鐘が鳴った。のん気に寝ている場合ではないと。


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設定キーワード:ヒロアカ , 僕のヒーローアカデミア , 爆豪勝己   
作品ジャンル:アニメ
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ルイちゃん(プロフ) - ご。 この小説の続編が出来て読みたいと思っていたら、パスワードがかかっていたので、とてもとても読みたい為、教えて頂いたらとても光栄です。 この小説もですがこれまで作っている小説がとても大好きです。 (4月2日 8時) (レス) id: 37d47bd104 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑪瑙 | 作成日時:2019年3月18日 22時

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