それは試験以上に難解な５ ページ27
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……──Aさんがこんなふうになったのは爆豪君のせいでもあるんですからね。
Aに拒絶されたことに少なからずショックを受けていた爆豪。
その頭の中では、癒月の言葉が何度も繰り返されていた。
(……俺がいったい何したってんだよ)
考えても考えても原因となる節が見つからない。
ある意味、試験よりも難しい問題にぶち当たっていた。
「爆豪？ …………おーい、爆豪ー」
「…………あ？」
突然目の前に男の手のひらが出現し、爆豪は思考に夢中だった意識を現実に戻した。
弾かれるように手の主を見ると、切島が心配そうな表情で横に立っていた。
「大丈夫か……？ 他の奴はほとんど着替えて帰っちまったぜ」
「……」
周囲を見渡せばいつも騒がしく着替えているクラスメイトの姿はなかった。
更衣室のロッカーの前で随分長い間、突っ立っていたらしい。
緑谷が「お先に〜」と控えめに声をかけて出ていったので、更衣室にいるのは爆豪と切島２人だけになった。
こんなところでぼーっとしていても仕方がないので爆豪は中途半端だった着替えを再開する。
ネクタイを締めてブレザーを羽織ったところで、更衣室の扉が開いた。
「お、轟。お疲れー。あれ？ まだ着替えてなかったんだ」
爆豪の着替えを待ちながら携帯をいじっていた切島が、コスチューム姿で入ってきた轟を見て疑問を口にした。
「相澤先生に出した氷を溶かせって言われてそれから保健室行ってた」
「あーそういうことか。Aちゃんと会った？」
「あぁ」
轟は自分のロッカーを開けて制服を取り出しながら答えた。
「ほどほどにしろって言ったのに。ああいう頑固なところは親父そっくりだ」
「──てめッ、Aがああなった理由知ってんのか！？」
なりふり構ってられず轟に詰め寄れば、轟は少し驚いた表情を見せた後にこてんと首をかしげて不思議そうに爆豪を見た。
「逆に何でお前が知らねぇんだ？」
「あ゛？」
コイツ、何言ってんだ……？
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パチ麻呂(プロフ) - 続編うれしいです、作者様もどうかお身体に気をつけてください！ゆっくりでもいいのでずっと待ってます(;_;) (2020年5月8日 0時) (
レス) id: 1f374d88ae (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 完結ですか？？この作品ものすごく好きだったので完結するのが悲しいです((泣)) (2020年3月5日 20時) (レス) id: 3aa825630d (このIDを非表示/違反報告)
鳳＊(プロフ) - えっ、、、イラスト美味すぎん、、、？作品内容もバリ良きだけど、イラスト書いている私からしてもこりゃ上手いわ……！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 63e109079e (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - お話は面白いし絵も素敵です。 (2019年10月24日 2時) (レス) id: 4b6f8d26fa (このIDを非表示/違反報告)
ツートップは神でしょ - すいません！轟さんバージョンの作品を見つけました！知らずに聞いてすいません・・・でもこのシリーズとっても大好きなのでこれからも頑張って下さい！！ (2019年5月8日 20時) (レス) id: 1be51e16a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年11月14日 22時
