募る不信感 ページ27
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そして翌日。
「爆豪君、麗日君。ちょっといいか？」
飯田が代表して２人の名前を呼んだ。
「その……昨日、何があったんだ？」
「あ！ えっと、それはな……」
「オイ、丸顔！！ 話すんじゃねぇっ」
「え！？」
麗日が事情を話そうとしたが、爆豪が睨みをきかせて止めた。
ダンッ！と机に足を乗せて威嚇するように。
爆豪は次に切島たちに鋭い視線を向けた。
「テメーら、なに余計なことペラペラ話してんだ……っ」
「余計なことって……。俺たち、Aちゃんに直接相談されたんだぜ？」
「そうそう！」
「……っ、だとしてもテメーらには関係ねーだろっ！！」
上鳴と瀬呂が「充分関係ある」と主張するも爆豪は認めない。
説明もなく、怒鳴り散らすだけ。
それがさらにクラスメイトたちの不信感を招いた。
「……はぁ！？ 関係なくねーって！」
「こんな空気で文化祭の準備を進められっかよ！！」
「そうだ！ ちゃんと説明しろよ！」
爆豪の横暴さに頭にきた３人組は立ち上がってことの詳細を要求する。
周囲の生徒も頷いていた。
「そうだよ爆豪……。文化祭のこともあるからさ……言いにくいならウチらが説明す──」
「うるせーっつてんだろっ！！」
しまいには事情を知っているらしい耳郎に対しても、爆破を起こして阻止した。
「お前ら──」
爆破が止み、低い声が教室に響いた。
始業のチャイムはとっくに鳴っており、個性を発動させて目を見開いた相澤が教壇に立っていた。
「文化祭の準備だから良いが、もしこれがヴィランを倒すための集会だったらどうする」
「……」
「状況は違うが、おまえらは他科の生徒のためにやろうってんだろ？」
淡々と述べる相澤に、生徒たちは難しい表情を見せた。
「仲違いするのは勝手だが……、この程度で目的に支障が出るようならお前らにヒーローは向かない」
「！！」
「私情をはさむな。感情を殺せ。人の命が関わる時もあるんだ」
自分のクラスが揉めているというのに解決を促そうとはしない。
冷たい言い方だが、彼の言っていることも一理ある。
ヒーローを目指すものがこんなことで動揺を見せるな。
彼はそう言っているのだ。
「当日までに見れるもんになってなかったら、前言った通り“公開座学”にするからな」
冗談ではなく本気の目で教室内を見渡す相澤に、生徒たちはごくりと喉を鳴らした。
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華 - 作者さまが、書かれている小説はとても面白くキュンキュンさせてもらってます！イラストも完璧で！ところで、雪と炎のシンフォニー6のパスワード教えてもらえないでしょうか？？ (2018年8月24日 17時) (
レス) id: 8f943258c6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅(プロフ) - いつも読ませていただいてます。作者さまが書いてくださってる爆豪くんがほんとに私の理想通りでキュンキュンが止まりません！(>_<)イラストも素敵です！これからも作品を楽しみにしています(^-^) (2018年8月13日 1時) (レス) id: 8f11b721e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉#雅 - 続編楽しみにしてます。いつ投稿できそうですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - 回答して下さりありがとうございます！プロヒーロー編の先行公開も読ませていただきました！すっごく面白かったです！楽しみに待ってますね！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: deef7ae511 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - いつも楽しく読ませていただいてます！あの、質問なんですけど、その6のプロヒーロー編って、書いていただけるんですよね？気になっちゃって笑すみません… (2018年8月6日 13時) (レス) id: 329a268fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年7月7日 21時
