■ 文化祭の出し物 ページ20
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雄英高校にももちろん文化祭はある。
体育祭と違い、ヒーロー科以外の学科が力を入れて挑む行事だ。
Aもクラスの一員としてできる限りのことをする所存であった。
夏休み後、だんだんと打ち解けるようになってまとまりが良くなったクラス。
何をするか、どんなものが良いかなど、委員長が中心となって話し合いを行った。
「では、私たち１年Ｉ組の出し物は──……」
これで決定にします、と黒板に大きく書き記された。
＊＊＊＊
放課後、着替えをすませてからAはＡ組の寮に遊びにいった。
文化祭での出し物がまだ決まっていないようで、様々な意見が飛び交っていた。
爆豪は早々に寝てしまったらしく、Aは兄にくっついてその様子を眺めていた。
焦凍はすっと立ち上がって、ノートパソコンをいじり始め、「こういうやつだ」とステージで歌いながらダンスをする動画を見せた。
それがきっかけでＡ組は生演奏とダンスをすることに決定した。
「ふふ、いいねぇ。楽しそう」
「盛り上げるよーー！ Aちゃんのクラスは決まったの？」
テンションを高くした芦戸がAに問いかける。
他クラスの出し物が気になるのは当然のことだ。
「えーっとねぇ、今日のクラス会で『メイド＆執事喫茶』で話がまとまったよ」
「なに！？」
いち早く反応したのは峰田だった。
「オイラたちが諦めた夢をAちゃんのクラスが叶えてくれるのか！！」
「え？ もしかして被るところだった？」
「意見は出したけど却下された」
上鳴は残念そうに言った。
「ふぅん。まぁ、被ったところで負ける気はないけどね。なんで却下だったの？」
「ランチラッシュ以上のものは提供できないとかなんとか」
ランチラッシュの味を知る雄英生の舌を満足させられるか……という飯田の意見が出て候補から外れたらしい。
「ちなみに私たちが提供するのはランチラッシュ監修のメニューだったりします」
「その手があったか！！」
上鳴は拳を震わせて悔しそうに叫んだ。
しかし、もうお遅い。
ランチラッシュはAのクラスを全面的にバックアップしてくれると約束してくれた。
味の保証があるので客の集まりも良いだろうという目論見だ。
経営科はずる賢いなぁと、褒められているのかよく分からない賞賛の言葉を頂戴した。
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華 - 作者さまが、書かれている小説はとても面白くキュンキュンさせてもらってます！イラストも完璧で！ところで、雪と炎のシンフォニー6のパスワード教えてもらえないでしょうか？？ (2018年8月24日 17時) (
レス) id: 8f943258c6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅(プロフ) - いつも読ませていただいてます。作者さまが書いてくださってる爆豪くんがほんとに私の理想通りでキュンキュンが止まりません！(>_<)イラストも素敵です！これからも作品を楽しみにしています(^-^) (2018年8月13日 1時) (レス) id: 8f11b721e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉#雅 - 続編楽しみにしてます。いつ投稿できそうですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - 回答して下さりありがとうございます！プロヒーロー編の先行公開も読ませていただきました！すっごく面白かったです！楽しみに待ってますね！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: deef7ae511 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - いつも楽しく読ませていただいてます！あの、質問なんですけど、その6のプロヒーロー編って、書いていただけるんですよね？気になっちゃって笑すみません… (2018年8月6日 13時) (レス) id: 329a268fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年7月7日 21時
