反省会？ ページ15
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翌日のお昼近く。
Aは爆豪と一緒に玄関に立っていた。
「突然お伺いしてしまって申し訳ございません。お世話になりました」
並んで見送ってくれる爆豪夫妻に丁寧にお辞儀をする。
「いーのよ。また遊びにきてね」
「はい」
会釈して返事をすれば、爆豪母にぎゅうっと抱きしめられた。
「はぁ可愛い……。私、女の子欲しかったんだけどね〜」
「うちの勝己にはもったいないくらいだよ。本当に良いのかい？」
「えっ！？」
「オイ！！ いい加減にしろよっ！」
爆豪によってベリっと引き剥がされた。
手を掴まれて引きずられるようにして外に出れば、後ろから「あんたねーーっ！！」と爆豪母の声が聞こえる。
振り返れば、爆豪父が名残惜しそうに手を振っていた。
「楽しいご両親だね」
「うるせーだけだわ」
爆豪はAが肩にかけていた鞄を何も言わず攫っていった。
たまにこういう紳士的な部分を見せてくれるのが嬉しい。
「……なんか重くねーか？」
「あ」
爆豪は勝手に中を開いて不自然な重さの正体を確認した。
「スポーツドリンク？」
「いや……その、昨日メールで『みず』って送られてきたから……」
「……あー……」
心当たりがあったのか、爆豪は罰の悪そうな表情を浮かべて、珍しく「悪ぃ」と謝った。
ベッドから出るのも辛くてメールで母親に送ったものが、間違えてAに送信してしまったらしい。
「本当に心配したんだよ？ 返信ないし。部屋まで様子を見にいったんだよ？」
「……寝てたんだよ」
送信ボタンを押して眠りに落ちて夕方までぐっすりだったそうだ。
「てめーこそ、何度電話しても出ねーから心配したわ」
「……」
「普通忘れるか？ っていうか、メールじゃなくて電話を寄越せよ」
「ゔ……」
今度は爆豪が反撃にでた。
スマホがないと何もできないと思い知ったAは項垂れるしかなかった。
「だって……、すんごく心配だったんだもん」
熱があるのに飛び出していったと聞いて、正当な判断ができなくなっていた。
もっと冷静でいたら……と反省する。
爆豪は鞄に入っていたペットボトルのふたを開け、半分ほど一気に飲んだ。
「……A」
「ん？」
「今度、お前の両親に会わせろ」
見上げた爆豪の顔は真剣そのものだった。
手にはエンデヴァーがパッケージの水を持っている。
「……うん。そのうち紹介するね」
“私の大好きな人です”って──……
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華 - 作者さまが、書かれている小説はとても面白くキュンキュンさせてもらってます！イラストも完璧で！ところで、雪と炎のシンフォニー6のパスワード教えてもらえないでしょうか？？ (2018年8月24日 17時) (
レス) id: 8f943258c6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅(プロフ) - いつも読ませていただいてます。作者さまが書いてくださってる爆豪くんがほんとに私の理想通りでキュンキュンが止まりません！(>_<)イラストも素敵です！これからも作品を楽しみにしています(^-^) (2018年8月13日 1時) (レス) id: 8f11b721e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉#雅 - 続編楽しみにしてます。いつ投稿できそうですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - 回答して下さりありがとうございます！プロヒーロー編の先行公開も読ませていただきました！すっごく面白かったです！楽しみに待ってますね！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: deef7ae511 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - いつも楽しく読ませていただいてます！あの、質問なんですけど、その6のプロヒーロー編って、書いていただけるんですよね？気になっちゃって笑すみません… (2018年8月6日 13時) (レス) id: 329a268fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年7月7日 21時
