みず？ ページ3
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翌日。
カレンダー上では３連休のど真ん中の日曜日。
天気が良い中、Aは寮の自室でごろごろと過ごしていた。
(暇だなぁ……)
Ａ組の生徒のほとんどは風邪でダウンしているので、遊びにいっても迷惑なだけ。
焦凍からは寝るからそっとしておいてくれと言われている。
ちなみに看病してあげるという下心ありの気遣いは、やんわりと辞退されてしまった。
(んー……、図書室で本でも借りようかな)
と、部屋を出たところで一通のメールが届いた。
送り主は爆豪で、本文には『みず』とだけ書かれていた。
(お水が欲しいってこと……？)
漢字変換もせず、簡潔すぎる内容に『熱があるの？』と返信したが、返事は返って来なかった。
よっぽど辛いのだろうか。
様子見がてら購買でスポーツドリンクを買ってＡ組の寮に訪れた。
予想通り、と言うべきか。
共用スペースにいるのは数人だけだった。
「あらAちゃん」
「こんにちは梅雨ちゃん。体調はどう？」
「私はもう平気よ」
個性の関係で水に強い蛙吹は、一足先に回復して他の女子の様子を一通り見てきたらしい。
ぐっすり眠っているから休み明けには体調は戻るわ、とのことだった。
災難だなぁと零しながらAは爆豪の部屋を目指した。
トントン、とノックする。
(…………？)
しかし返事がない。
寝ているのかもしれない。
もう一度、今度は強めに扉を叩いたが反応はかった。
「Aちゃん？」
中で倒れているんじゃ……と心配になったところで、隣室の扉が開いた。
額に冷却シートを貼ってマスクをしている切島だった。
「あ、切島君」
「爆豪ならいないぜ？」
「…………え？」
いない？
入れ違いで部屋を出ていったのだろうか。
「昨日の晩、かーちゃんに呼び出されたみたいでさ、家に帰った」
「へ？ そうなの？ 体調は？」
「ん〜……見た感じあんまよくなかったな。やめとけって言ったんだけど、『これくらい平気だわっ！！』って走って寮を出てった」
「なんとまぁ……」
そんな話は聞いていない。
よっぽど急ぎだったのだろうか。
爆豪の不在を教えてくれた切島に礼を言って、Aはエレベーターに乗った。
１階ではなく２階で下りて、ある人物のもとへ。
ノックすればすぐに扉を開けてくれた。
「はい……。えっ、Aさん、どうしたの？」
「こんにちは、緑谷君。ちょっと教えて欲しいことがあって」
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華 - 作者さまが、書かれている小説はとても面白くキュンキュンさせてもらってます！イラストも完璧で！ところで、雪と炎のシンフォニー6のパスワード教えてもらえないでしょうか？？ (2018年8月24日 17時) (
レス) id: 8f943258c6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅(プロフ) - いつも読ませていただいてます。作者さまが書いてくださってる爆豪くんがほんとに私の理想通りでキュンキュンが止まりません！(>_<)イラストも素敵です！これからも作品を楽しみにしています(^-^) (2018年8月13日 1時) (レス) id: 8f11b721e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉#雅 - 続編楽しみにしてます。いつ投稿できそうですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - 回答して下さりありがとうございます！プロヒーロー編の先行公開も読ませていただきました！すっごく面白かったです！楽しみに待ってますね！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: deef7ae511 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - いつも楽しく読ませていただいてます！あの、質問なんですけど、その6のプロヒーロー編って、書いていただけるんですよね？気になっちゃって笑すみません… (2018年8月6日 13時) (レス) id: 329a268fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年7月7日 21時
