轟焦凍５ ページ2
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夏休みも残り１０日。
轟焦凍たちＡ組の生徒は、仮免許取得において特に大切だと言われている必殺技の考案に励んでいた。
そんな中、体育館γでは激しい轟音が鳴り響いていた。
「久々に暴れるとスッキリすらァ！」
爆豪は生き生きと個性をぶっ放していた。
「エクトプラズム！！ 死んだ！！もう一体頼む！！」
必殺技を思案中の生徒はその姿を感心して眺めていた。
ふわふわと自身を浮かせる麗日は、「爆豪君、張り切ってる！」と感嘆の声を上げていた。
あれは張り切っているのか。
なんだかやけくそになっているようにも見える。
(いや……憂さ晴らしか？)
その姿を見て、Aを思い出した。
あれからずっと取りつかれたように課題に取り組んでいる。
まるで嫌なことを考えないようにしているかのような──
そんな２人の姿が重なって見えた。
＊＊＊＊
本日の演習を終えて男子更衣室でコスチュームから制服に着替える。
緑谷と飯田はコスチュームの改良のため、この場にはいなかった。
「そういやさ……経営科の寮に帰ってから、Aちゃん見ないな」
「まぁ、俺たちが特別授業なだけだしな」
瀬呂と上鳴が着替えながらAの話を持ち出した。
他の生徒も反応して「そういえば……」と着替えの手を止める。
Aは男子には何も言わずに経営科の寮に戻っている。
おそらくその後、彼らはAと顔を合わせていない。
「いやでも門限までこっちに遊びにくると思ってた……、轟いるし」
「確かに。轟、なんか知ってるか？」
ネクタイを結びながら瀬呂が焦凍に問いかけた。
「夏休みの課題を仕上げるって言ってた。経営科はレポート系が多いらしいから」
「あぁ〜、そういうことか。Aちゃんに会えなくて寂しいんじゃねーか？」
「別に。毎日朝と寝る前に電話してっから、そうでもねぇけど？」
「おおぅ……」
事実を述べただけなのに、男子はちょっと引き気味だった。
駄弁りながらだらだらと着替えを進めていると、バン！っと強い音をたてて扉が閉まった。
着替えを終えた爆豪が更衣室から出ていったのだ。
「あいつ、最近なんかいつも以上に機嫌悪ぃよな」
「この前なんて話しかけただけでキレられたしな……」
こそこそと小声で話す切島と上鳴の会話に、周囲は「確かに……」とここ最近の爆豪を思い返していた。
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来冠菜(プロフ) - 完結おめでとうございます！お互い片思いだと思ってるかっちゃんと妹ちゃんが可愛いです番外編もひたすら可愛いですんんん！！！更新頑張ってください！！ (2018年6月14日 20時) (
レス) id: 1227e26ad4 (このIDを非表示/違反報告)
くろしば - パスワードはつけないでー!という意見に賛成!少しでも多く先生の作品を見たいのでおねがいします!! (2018年6月11日 21時) (レス) id: f11d3744b8 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - おぉ、同じ名前の人が……あ、そうそう…今回もまたまた面白いです！頑張って下さい！！！！ (2018年6月10日 21時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ - パスワードつけないでください〜〜 (2018年6月10日 19時) (レス) id: bdf11d6919 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - え！パスワードはつけないでください！見れなくなっちゃう！！_:(´ﾛ`」 ∠):_ (2018年6月9日 20時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年6月7日 21時
